共布（ともぬの）とは？

2022年9月13日着物の豆知識

共布（ともぬの）とは？

共布（ともぬの）とは、洋服和服問わず衣服を購入した際に付属されている「同じ生地のハギレ布」のことで、共切れ（ともぎれ）とも呼ばれています。

共布は、かけつぎやかけはぎといった穴や傷の補修の際に用いるものなので、捨てずに取っておくようにしましょう。

共布を使って作られたおしゃれなアイテムとは？

共布は様々な形でアレンジされて販売もされており、インターネット上などで検索しても色々と目にすることができます。

例えば以下のようなものがあります。

・バッグ
・草履
・髪飾り
・単衣の洗濯用に備えた背布せ布
・居敷き当て

実用的なものから着物に合わせることができる和小物まで、色々とリメイクされていますよね。特に、共布を使った和小物は、着物と合わせることで統一感も出るため、よりおしゃれに着こなすことができるので、オススメです。

洋服における共布の意外な活躍シーンとは？

洋服を自宅で洗濯したりクリーニングに出したりする際に、大切な洋服が縮んだり色落ちしたらどうしよう・・・と不安に感じることもあると思います。

そんな時に役立つのが、共布です。

洋服を洗濯したりクリーニングに出す前に、一度共布を洗濯してみることで、その後どのような変化があるのか試してみることができるので、安心です。

いかがでしょうか？共布は、洋服を購入した際によく付属されていますが、使うこともあまりないからと捨てがちですよね。しかし、こうして見るとリメイクできたり、衣類を守るために役立ったりと、捨てずに取っておくべきだというのがお分かりいただけたかと思います。ぜひ今後和服や洋服を購入した際には、共布を捨てることなく有効活用してみて下さいね。