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帯揚げとは?TPOに合わせた使い分けについてもご紹介します!

着物の豆知識

紫水色オレンジ色の帯揚げ

帯揚げとは?

緑の訪問着を着た女性と着付けをしている女性

帯揚げとは、帯の上辺を飾る長方形の布のことです。
帯揚げは帯をお太鼓結びにするときに使い、帯枕(おびまくら)を包み きれいに整えるための小物です。
帯の上辺にちらりと見えることで、華やかさだけではなく引き締まった印象も与えます。そのため、帯枕を必要としない着付けの際にも、オシャレポイントとして取り入られることも多くなってきました。

帯揚げのTPOに合わせた使い分けとは?

礼装用の白い帯揚げ

【帯揚げ】~フォーマル用~
式典や社交の場で用いられる帯揚げは、白の無地または白に金銀が施されたものです。
また、色留袖や色無地、訪問着で準礼装の場合には、白や淡い色のもの、刺しゅう入りがおすすめで、色が濃くなるほどにカジュアルダウンすると覚えておきましょう。
振袖に合わせる際には、華やかな着物に見劣りしないよう、総絞りの帯揚げでボリュームを出しましょう。

紫水色オレンジ色の帯揚げ

【帯揚げ】~カジュアル用~
帯揚げは、カジュアルな装いには様々な色や柄の組み合わせを楽しむことができます。帯揚げの色に迷った際には、着物の中に使われている一番淡い色または着物と同系色を選ぶとバランス良くまとめることができるでしょう。

ミントグリーンの訪問着に夏用の帯揚げ帯締めのコーディネート

【帯揚げ】~夏用~
帯揚げの夏用の特徴は、全体に淡い色が多い点です。6月から9月中旬頃までは絽(ろ)、紗(しゃ)、麻(あさ)などの透け感のある涼しげな帯揚げを合わせるのが一般的です。
中でも絽はフォーマルにもカジュアルにも、全ての単衣・薄物の着物に合わせることができるので重宝します。

帯揚げの素材とは?

オレンジ色の総絞りの帯揚げ
絞りの帯揚げ

◇縮緬(ちりめん)地の帯揚げ:色がはっきりしていて やや重みがある(カジュアル向き)
◇綸子(りんず)地の帯揚げ:薄く光沢がある(フォーマル向き)
◇部分絞りの帯揚げ:背中部分、先以外は絞りが施してある(若者向き)

まとめ

気に入った帯揚げを見つけて、自分だけの演出を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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