法衣(ほうえ/ほうい)とは?わかりやすく説明

着物の豆知識

法会

法衣(ほうえ/ほうい)とは?

法衣とは、僧侶が着用する衣服の総称です。そもそも法衣は、戒律に定められた三衣である「僧伽梨(そうぎゃり)」「鬱多羅僧(うったらそう)」「安陀会(あんだえ)」を指す言葉でした。それが日本では袈裟(けさ)の下に着用する衣服も含め、僧侶が身につける衣服全般を指す言葉となりました。

法衣(ほうえ/ほうい)の種類

法会

法衣には、大きく分けて2種類あります。

〇「正装用(礼装)」
→儀式や行事などで着用する
正装用の中にも以下の3種類があります。
・律衣(りつえ)
・教衣(きょうえ)
・禅衣(ぜんえ)

〇「略装用(略服)」
→作業や正装の際などに着用する普段着

法衣(ほうえ/ほうい)の色の違いとは?

法衣の色は、僧侶の階級や宗派によってそれぞれ違いがあります。略装用の法衣は、どの階級においても一律黒色ですが、正装用の法衣は僧侶の階級によって色分けされます。

・緋色(ひいろ):真言宗においては大僧正が、曹洞宗においては大教正といった、最高位の僧侶が着用する色です。

・紫色:真言宗においては僧正、曹洞宗においては、大教正など位の高い僧侶が着用する色です。

・緑色:真言宗においては僧都、曹洞宗においては伝導師など、中位程度の僧侶が着用する色です。

・水色:「律師」と呼ばれる階級の僧侶が着用できる色です。

・茶色:階級に関係なく着用できる色です。

法衣の色は、僧侶の階級や宗派を示しているだけでなく、仏教の教えや精神をも表す意味が込められています。

法衣(ほうえ/ほうい)と袈裟(けさ)との違いは?

法衣と袈裟は、どちらも僧侶が身につける衣服です。しかし、それぞれが異なる役割を担っています。
法衣は、僧侶が日常的に着用するのに対し、袈裟は、法衣の上に羽織る装飾的な役割を果たしています。

まとめ

法衣についてご紹介しましたがいかがでしょうか。
法衣は、僧侶が着用する袈裟の下に着る衣装のことでしたね。
法衣の正装は、僧侶の階級もしくは宗派によって異なります。
寺院の行事や法要の際には、ぜひ僧侶の衣装にも注目してみてはいかがでしょうか。

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