二枚芯(にまいしん)とは?わかりやすく説明
二枚芯(にまいしん)とは?
二枚芯とは、草履に用いられる芯を草履の表部分と底の部分との間に2枚入れたものです。二枚芯は、クッション性に優れており、履き心地が良いのが特徴です。
草履と下駄・雪駄の使い分け
そもそも、草履と下駄にはどのような違いがあるのでしょうか。
和装の履物は、草履以外にも下駄や雪駄があります。いずれも鼻緒を足の親指と人差し指の間に通して履く履物という点で共通しています。しかし、素材や形状が少しずつ異なります。
・草履……革製、底が平面
・下駄……木製 底に歯がある
・雪駄……竹皮草履の裏に革を張ったもの、草履の一種
一般的に、下駄は近所を散歩したり、買い物に行く際に使う日常使いの履物です。一方で草履は外出用・おしゃれ用として用いられています。
二枚芯は草履の通しが2枚
草履の台の下の部分を通しと呼びます。この通しを重ねるごとに、よりフォーマル度が高い草履となります。
草履を横から見た際に、通しが1枚だけのものであれば一枚芯、2枚重ねてあれば二枚芯と呼びます。
また、半分の長さの通しを半月と呼びます。この半月を使う場合は、二枚芯の間に半月を入れたデザインが多くなっています。この場合、半月と通しで色や柄を替えることによって変化をつけていることが多く、より一層おしゃれに見えます。
まとめ
二枚芯とは、草履に用いられる通し部分が2枚重ねになっているもののことでしたね。
この通し部分を重ねれば重ねるほどに、格が上がりフォーマルなシーンで履くことができます。