なぜ未婚は振袖?
振袖が未婚女性の着物になった理由のひとつとして、振袖の長い袖が女性から男性への意思表示として利用されるようになったからだといわれています。
長い袖を使って女性は男性へ意思表示していた

江戸時代、男性から告白やプロポーズをされたとき、また、女性が男性へ想いを寄せているときなどに、女性がその感情をストレートに口に出すことは、はしたない行為だとされていました。
そのため当時の女性は、着物の袖を振ることで感情を表現していたのです。
例えば、袖を左右に振ると「あなたのことが好きです」や「あなたの想いを受け入れます」、前後に振ると「ごめんなさい」や「あなたの気持ちに応えられません」などという意思表示となり、振袖の長い袖が役立っていたのです。
未婚か既婚かを見分けるためにも必要だった
そもそも未婚の男女が人前で気軽に話をすることができなかった時代には、男性が女性のことを未婚か既婚かを見分ける方法が必要でした。
未婚女性が振袖を着ていたのは、意思表示以前に、自分は未婚ですというアピールの意味もあったようです。
既婚女性にとって気持ちを伝える長い袖は不要に
そのため、既婚者となった女性は周囲の男性から誤解を受けないようにと、結婚後は振袖の長い袖を切ったといわれ、これが留袖の始まりといわれています。
このような江戸時代の習慣が現代にも受け継がれており、「振袖は成人式や結婚式などのフォーマルな場面で未婚の女性が着用するもの」として広く認知されているのです。


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