紋付とは?わかりやすく説明
紋付とは
紋付とは、長着や羽織に家紋(または定紋=じょうもん)を付けたもので、紋服とも呼ばれます。紋付は、古くからタンス、長持などの油単、袱紗などにも家紋を付けるというのが行われていました。元々は公家や武家社会に限定して着用されていた紋付ですが、江戸時代中期になると、財力のある裕福な町人や歌舞伎役者にも広まっていきました。
後に、明治維新後の裃(かみしも)廃止あたりから、一般的に礼装として用いられるようになりました。
紋付の種類はどんなものがある?
五つ紋
→男女共通の第一礼装
三つ紋
→五つ紋に次ぐ礼装
一つ紋
→略礼装
それぞれの特徴は以下のとおりです。
五つ紋
・背縫い中心に付けた背紋/左右後ろ袖の袖紋/両胸の抱き紋の5箇所
・染め抜きで縫い紋のような略装は✕
三つ紋
・背紋と袖紋の3箇所
・男性略礼装としてのお召/紬/絽などの無地の対や、黒無地の羽織は染め抜き三つ紋と合わせる
・女性略礼装としての綸子などの無地長着には三つ紋を合わせる
・振袖や訪問着に付けられていた三つ紋は最近は付けないことが多い
・黒羽織は三つ紋の染め抜きor縫い紋にする
一つ紋
・背紋のみ
・男性略礼装としてのお召/紬/絽などの無地の対や、黒無地の羽織の縫い紋と合わせる
・女性略礼装としての綸子などの無地長着には一つ紋の染め抜きor縫い紋を合わせる
・振袖や訪問着に付けられていた一つ紋は最近は付けないことが多い
・黒羽織は一つ紋の染め抜きor縫い紋にする
紋付の具体的な着こなし方とは?
具体的な着こなしは以下のとおりです。
「男性」
・黒羽二重染め抜き五つ紋の羽織と長着×仙台平の袴
・夏は平炉(ひらろ)/吉凶
「女性」
・黒縮緬(ちりめん)染め抜き五つ紋付き裾模様の二枚襲(かさね)
・下着は白羽二重だが、最近は略して付け比翼が一般的になっている
・凶事の際には黒無地
・夏は平炉
「5歳の男の子の祝い着」
・黒/褐色/濃紺などの羽二重染め抜き五つ紋付熨斗目(のしめ)模様の長着と羽織×袴
いかがでしょうか?紋付は小さなものでも色々と決まり事がある奥深い存在です。TPOに合わせた正しい着こなしを心がけましょう。
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