胴裏(どううら)とは?着物の裏地についてわかりやすく説明
胴裏(どううら)とは?
胴裏とは、着物の胴の部分に使われる裏地のことです。
胴裏は、着物を着用中には見えることはありません。基本的には白色を用いますが、カジュアルな着物の場合に、白色だけではなく、ピンク色も使われることもあります。
素材には丈夫で滑りが良いもの、一般的にはシルクの羽二重などが採用されており、着物の脱着がしやすくなります。
胴裏(どううら)と八掛(はっかけ)の違いとは?
胴裏は、先ほどもお伝えしましたように、着物の胴の部分に使われる裏地のことで、着物着用時には見えない部分です。
それに対して八掛は、袖口(そでぐち)や裾(すそ)の裏地のことです。裾回し(すそまわし)とも呼ばれています。
八掛を付けることによって裾捌き(すそさばき)が良くなるだけでなく、表地も傷みにくくなります。
胴抜き(どうぬき)とは?
胴抜きとは、着物の仕立て方法の一つです。
外から見える可能性のある八掛(はっかけ)や袖口(そでぐち)、振りの部分にだけ裏地を施して、胴裏(どううら)を付けずに袷(あわせ)に見えるようにする方法です。
胴裏を付けない、胴抜きで仕立てることによって軽く そして涼しくなり、衣替え前後の時期や着物を着て動き回る際に大変適しています。
まとめ
胴裏(どううら)が着物の胴の部分に使われる裏地ということが分かりましたね。
胴裏や八掛を施した、袷(あわせ)着物は裏地が付いていることで風を通さないため、10月から5月の気温が低い時期に最適です。
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