五つ紋とは?わかりやすく説明

着物の豆知識#着物,#和装,#家紋,#着物の格式

五つ紋の入った黒留袖を着た女性のイラスト

五つ紋とは?

五つ紋とは、着物に5つの紋を入れることを言います。

五つ紋の紋を入れる場所は、背中心・外袖(左右各1つ)・胸(左右各1つ)になります。

着物に入れる紋の数は、五つ紋の他にも三つ紋、一つ紋とありますが、その中でも五つ紋が最も格式高い存在です。

また、5つの紋は入れる箇所によって意味があります。

背紋(背中心)=ご先祖様に守ってもらえるようにと願い
袖紋(外袖)=兄弟姉妹、親戚との繋がりへの願い
抱き紋(胸)=いつも両親のことを思う願い

そもそも紋って何?

着物に入れる「紋」とは、一般的に「家紋」のことを言いますが、家紋は日本において平安貴族たちが自分の所持品に名札のようにして家紋や印を入れたのが始まりでした。これは中国から伝わった文化だと言われています。

それが時代と共に用途が変化し、戦国時代には戦地で用いる旗印として、着物に入れるようになったのは足利時代ですが、定着したのは江戸時代になります。

古くから紋は、礼儀を示すものとして、また血筋を表し後世に受け継いでいくものとして、大切に伝えられてきたもので、現代でも第一礼装や慶事の際に着物に5つの紋を入れるようになったのです。

男女で異なる紋のサイズとは?

紋の大きさは、男性用と女性用で違いがあります。

男性用・・・直径約3.8cm
女性用・・・直径約1.9cm

女性用のほうが小さめなのですね。

五つ紋が用いられる着物とは?

五つ紋が用いられる着物は以下の通りです。

「女性」・・・留袖 喪服 振り袖
「男性」・・・礼装の着物と羽織

冒頭でもお話しましたが、着物に入れる紋の数は、5つ・3つ・1つとパターンがあるように、入れる紋の数によって格式の高さが異なります。そして、それぞれ適した着用シーンも異なるのです。

いかがでしょうか?婚礼など正式な場において何気なく目にしたことがある五つ紋などの「紋」について、改めて考えたことがなかったという人も多いのではないでしょうか?深く知っていくととても奥が深く、素敵な意味が込められているのだと感じられますよね。

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