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着物の文様・柄 -幔幕文(まんまくもん)-

着物の豆知識

幔幕に松や桜、楓など四季の花が描かれた文様

着物の文様の一つである幔幕文(まんまくもん)とは、野外に張り巡される幕を指します。
幔幕(まんまく)とは、空間に区切りをつけたい時、壁や衝立(ついたて)を作らずとも周囲に張り巡らせることで、空間を仕切ることができる横に長い幕で、昔の軍陣や、現在では式典や祭礼、露天での設営で一定の場所を区切ることに利用されます。

幔幕文は晴れ着向きの華やかな模様で桜や、紅葉、松などの草花や古典文様などが一緒に描かれることが多い柄です。桜、楓、一緒に描かれる風景や楽器、器物によって文学作品の一場面を暗示する場合もあります。
似た柄に几帳(きちょう)がありますが、こちらは幔幕とはうってかわって、室内で使われます。簡単にいうと衝立やカーテンのようなもので、平安時代の貴族の寝殿造の室内で仕切り等で使われます。

幔幕に松や桜、楓など四季の花が描かれた文様
幔幕と四季の草花が描かれた黒留袖着物

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幔幕と松竹梅の柄
幔幕と松竹梅の描かれた黒留袖

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