袋帯とは?わかりやすく説明 名古屋帯との違いや種類についてご紹介します!
袋帯とは?

袋帯とは、表と裏 両側に模様のある丸帯を簡略化した帯で 帯の中でも格式上位の帯とされています。
袋帯は一般的に格式高い式典やお祝いの席での衣装として用いられることが多く、金色や銀色の豪華な模様からワンポイントの柄など その種類は様々です。幅広い用途で使えることから、帯の中でも人気が高い傾向にあります。
袋帯と名古屋帯との違いとは?

袋帯を簡略化して作られたものが名古屋帯です。袋帯と名古屋帯の具体的な違いは下記の通りです。
≪袋帯≫
①長さ:4.3m前後
②形状:表側裏側の生地を縫い付けることで袋状にしている
③結び方:二重太鼓
④値段:1〜2万円程度のものから、数十万円するようなものまで

≪名古屋帯≫
①長さ:3.6m前後
②形状:一般的な名古屋仕立ては、手先からお太鼓になるたれ部分の手前までを半分に追って半幅に仕上げられている
③結び方:一重太鼓
④値段:1〜2万円程度のものから、数十万円するようなものまで
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名古屋帯とは?
袋帯の種類

袋帯の種類は、制作方法や模様の付け方によっても異なります。
~制作方法による種類の違い~
〇本袋:表と裏が袋状に1つに織られているもの。
〇縫い袋:表と裏はそれぞれ別々に織り上げ、生地の両端をミシン等で縫い合わされているもの。
〇片縫い袋:表と裏を合わせて16寸幅(約60cm)に織り上げ、半分に折り片側の端を縫い合わせたもの。
~模様の付け方による種類の違い~
〇全通柄:表面全体に同じ柄になっているもの。
〇六通柄:帯の1巻目に柄がなく、6割程度の柄が入っているもの。
〇お太鼓柄:お太鼓結びをする際に、お太鼓となる後ろと前の部分だけに模様を付けたもの。
まとめ
袋帯は丸帯が軽量化されたもので主に礼装着として用いられます。名古屋帯に比べて長く二重太鼓結びが作れるのが特徴です。
袋帯の中には、カジュアルスタイルにも合うオシャレなものもあるため、1つ持っておくと便利でしょう。
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