向い鶴(むかいづる)とは?わかりやすく説明
向い鶴(むかいづる)とは?

向い鶴とは、鶴が二羽、左右または上下に向き合うようにして配置された伝統的な日本の吉祥文様です。向い鶴には、つがいの鶴が仲良く向かい合う姿から、夫婦円満や子孫繁栄の願いが込められています。
向い鶴の持つ意味
古より、「鶴は千年」と言われているように、縁起の良い鳥とされてきました。また、鶴は生涯を通じて同一のパートナーと添い遂げ、つがいを大切にすることから結婚祝いや引き出物、着物の文様として広く重宝されています。
向い鶴家紋としての由来

向い鶴は、対い鶴紋(むかいづるもん)の家紋としても非常に有名です。現在の青森県や岩手県を治めていた名門である、南部氏の代表的な定紋として知られています。南部鶴とも呼ばれ、胸に九曜(くよう)の星を配置した、二羽の鶴を丸で囲んだデザインが特徴です。
向い鶴の代表的なデザイン

向い鶴には、次のようなデザインがあります。
・向い鶴菱(むかいつるびし)
⇒鶴を菱形の枠の中に収めた文様です。格調高く、最も用いられるデザインの一つです。
・向い鶴丸(むかいづるまる)
⇒鶴を円の中に配置した優美な文様です。
向い鶴文様の着物の着用シーズン
向い鶴は、オールシーズン着用が可能です。
向い鶴文様の着物の着用シーン
向い鶴文様の着物は、非常に縁起が良くおめでたい柄であることから、黒留袖や色留袖、振袖、また格式高い袋帯に用いられています。
まとめ
向い鶴には、夫婦円満や子孫繁栄の意味が込められているということがお分かりいただけましたでしょうか。向い鶴は、着物や帯に織りや染めによって表現されることで非常に格式高く、凛とした印象を与えてくれます。おめでたい席で、向い鶴柄の着物を着用してみてはいかがでしょうか。
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