成人式の美容院予約の仕方とは?いつまでにするかと出遅れた場合の対処法
成人式の美容院の予約の仕方で最も大切なのは、できるだけ早く予約すること。
成人式の美容院予約の仕方としては、自分が何時に予約するべきかを計算して予約を入れましょう。
希望時間に予約が取れるよう、前年の6月前後には連絡を入れるのが一般的ですが、
すでに美容院の予約がいっぱいで、出遅れたという場合の対処法も紹介します。
成人式の美容院は前年の6月までに予約するってホント?
成人式の美容院予約は、前年の6月までにはしておいたほうがよいと考えられています。
中には、1年前に予約の連絡を入れる方もいるようですが、美容院の中には大手の呉服店や着物レンタル店と提携しているお店もあるため、個人での予約は提携先の予約が一段落してからというところも。
同じ地域であっても成人式の会場近くの美容院と、会場から離れている美容院なら、予約状況も変わってきます。
成人式の美容院の予約はいつが最適かといえば、地域やお店によっても違ってくるのが実情ですが、遅くても前年の6月までには予約を入れた方がよいでしょう。
成人式の美容院予約に出遅れると早朝になることも
成人式の準備は振袖を予約することよりも、着付けとヘアメイクのための美容院を予約することが最優先といわれています。
早い方では2年前に予約するケースも
実は成人式の準備は、成人式の2年前から始まるといわれています。成人式の2年ほど前、高校3年生のときに振袖のパンフレットが送られてくるケースが多く、この頃に振袖の予約と一緒に美容院の予約も入れてしまうというケースが増えてきました。そのため、成人式の美容院予約は早めが鉄則といわれるようになり、人気の美容院や希望の美容院が決まっている場合は、できるだけ早く予約しようとする方が多いのです。
遅くても前年6月までには予約を
ただし、美容院の中には大手の呉服店や着物レンタル店と提携しているお店もあるため、個人での予約は提携先の予約が一段落してからというところも。
翌年の成人式の予約受付は、今年の成人式が終了してからという美容院もあるようです。
そのため、その年の成人式終了後すぐに、翌年の成人式の予約が入る美容院もあります。
同じ地域であっても成人式の会場近くの美容院と、会場から離れている美容院なら、当然、予約状況も変わってくるでしょう。
そのため、成人式の美容院の予約はいつが最適かといえば、地域やお店によっても違ってくるのが実情ですが、遅くても前年の6月までには予約を済ます方が多いようです。
6月の予約は決して早い方ではなく、すでに遅い方だと考えたほうがよいかもしれません。
なぜ成人式の美容院の予約時期はこんなに早いの?
成人式の美容院の予約が、年々早くなっているのには理由があります。
同じ日の同じ時間帯に予約が集中するため
成人式の場合、式典の開始はどこも同じくらいの時間のため、着付けとヘアメイクにもっとも適した時間枠はすぐに埋まってしまいます。
また、美容院の広さや着付けのできる美容師さんの人数、一人の仕度にかかる時間を考えた場合、美容院側も受け入れられる人数は限られてしまいます。
例えば、朝の10時から式典が始まる場合、朝の7時が人気の時間枠となり、そこに予約が入れられる定員は2名だったとしたら、争奪戦になるのは当然です。
出遅れると早朝や前日夜のヘアセットになることも
そのため、自分がお願いしたいと思っていた美容院の予約に出遅れてしまうと、さまざまなデメリットが考えられます。
・予約はできたが早朝4時からだった
・ヘアセットは前日の夜になってしまった
・ヘアメイクはできても着付けはできない
このように自分の希望とは大きく異なる結果になってしまうことも。これらのデメリットを避けるためには、できるだけ早く予約するしか方法がないのです。とはいえ、前述した通り美容院によって予約を入れられるタイミングはそれぞれ。自分では早く連絡したつもりでも、希望していた時間枠はすでに取れないということも。その場合どこまでなら妥協できるのか、違うお店を探すのかなど、どう対策するかも考えておくといいでしょう。
着付けのできる美容院の探し方 5つ
美容院といっても、成人式の場合は着付けができるお店でないと意味がありません。
では、着付けのできる美容院の探し方をご紹介致します。
呉服店やレンタル店の提携先
成人式の着付けとヘアメイクの場合、振袖を購入した呉服店やレンタルショップなどで提携している美容院や、着付け会場を紹介してもらえることがあります。
振袖を購入したりレンタルする際には、必ず美容院と着付けについても確認して、希望する地域に美容院や着付け会場のサービスがあるなら、早めに予約をお願いしましょう。
行きつけの美容院に相談
振袖をレンタルした店に提携する美容院がない場合や、提携先は遠方で利用できない場合は、まずは行きつけの美容院に、着付けをお願いできるか確認してみましょう。
行きつけの美容院なら、自分の髪質や好みのヘアスタイルなどもすぐに理解してもらえますし、気軽に打ち合わせにも立ち寄れます。
家族や友人などの口コミで探す
行きつけの美容院も難しい場合には、地元の友人や家族に聞いてみましょう。
地元で成人式を経験済みの先輩や、同じ成人式に参加予定の友人なら、美容院の情報を持っている可能性大。
とくに家の近所の場合は、家族や近隣の人などの口コミで探したほうが、個人が経営する小さいけれど着付けができる美容院などを見つけることができるかもしれません。
ネット検索や情報サイトで探す
インターネットで探すのもひとつの方法です。
Googleマップで自宅周辺や会場付近の着付けのできる美容院を探したり、「成人式・着付け・美容院・地域名」で検索してみると、簡単に該当する美容院を見つけることができます。
ホットペッパービューティなどの美容室専門情報サイトなども利用するとよいでしょう。
ホテルの美容室を利用
結婚式場があるホテルの美容室にも注目を。結婚式ができるホテルの美容室なら着付けもできるはず。
料金は高くなるかもしれませんが、成人式の振袖の着付けとヘアメイクをお願いできるかを問い合わせてみましょう。
6月を過ぎたのに美容院の予約がまだの場合の対処法
成人式まで半年を切ってしまったのに美容院の予約ができていない場合、状況はかなり厳しいといえるでしょう。
着付けの出来る美容院を探して、一刻も早く予約を入れることが大切です。
成人式が近くなるほど、予約できない可能性が高くなります。
予約時間は早朝でも妥協する
成人式まで半年を切ってしまった場合、すでに朝の6時や7時などのもっとも人気の高い時間枠は、予約で埋まっていることが考えられます。
そうなると、早朝3時や4時になったり、ヘアセットは前日夜になることもあるでしょう。
しかし、希望していた美容院の予約が取れるだけいいほうかもしれません。
希望の時間にこだわっていると、早朝の予約もどんどん埋まっていってしまいます。
範囲を広げて美容院を探す
希望する美容院はすでに予約が取れない場合は、範囲を広げて探してみましょう。
会場からやや離れた美容院なら、予約に空きがある可能性が考えられます。
とくに成人式当日は親御さんの車で移動する予定の方にはオススメです。
ただ、成人式当日の会場近くは渋滞になることが予想されるので、移動時間は多めにとって余裕のある時間設定をすることが大切です。
それでも美容院が予約できない場合の対処法とは?
成人式の美容院予約にすっかり出遅れてしまったため、希望していた美容院の予約がとれないどころか、断られ続けているという場合、どうすればいいのでしょうか。
行きつけの美容院に再度相談してみる
一度は断られてしまったかもしれませんが、再度、行きつけの美容院にダメもとで相談してみましょう。チェーン店なら他の支店の空いている時間を調べてくれるかもしれませんし、キャンセルした方がいるかもしれません。自分の行きつけだけでなく母親や姉妹の行きつけの美容院や、一緒に成人式に参加予定の友人が予約している美容院に、予約の空きがないか聞いてもらうのもひとつの方法です。
着物専門のレンタルショップに問い合わせる
大手の着物レンタルショップなら常駐の着付師さんがいたり、成人式の着付け会場を用意しているはず。
もちろん、ショップで振袖をレンタルしたお客様が最優先ですが、万が一空きがあるなら予約を入れてくれることもあるかもしれません。
振袖持ち込みでも着付けてもらえるか、予約の空きはないかを問い合わせてみましょう。
着付けは出張着付師、ヘアメイクは美容院に頼む
どうしても、着付けとヘアメイクの両方をお願いできる美容院が見つからないなら、別々にお願いする方法もあります。
例えば、着付師さんは出張サービスで依頼して、ヘアメイクは着付けを受けていない美容院で予約します。
インターネットで「出張着付け」と検索してみると、くらしのマーケットなど、着付師さんの出張依頼を受け付けているサイトを見つけることができるので、自分の住んでいる地域の着付師さんを探してみましょう。
この場合、自宅で着付けることになるため、着付けがしやすい室内環境を作っておくなど、準備が必要になります。また、準備に漏れがないかもしっかり確認しておくことが大切です。
ヘアメイクをお願いする美容院の予約を取ることも忘れずに。
成人式の美容院を予約する場合の注意ポイント4つ
実際に美容院に予約を入れるときには、次の4つ点に気をつけましょう。
予約時間を決めておく
ヘアメイク+着付け+会場への移動+ゆとり時間=仕度時間
美容院の予約は成人式当日の何時にすればいいのか、事前に計算しておきましょう。
着付けに1時間強、ヘアメイクもメイク時間が入るため1時間程度はかかります。
しかし、着付けとヘアメイクで2時間程度と考えて予約を入れてしまうと、予定通りに終わらずに仕上がり時間がずれ込んだ場合、式典に間に合わないことも考えられます。
会場への移動時間も、悪天候の可能性も考慮して少し長めに考えておくといいでしょう。
例えば、式典開始が10時の場合なら、3~4時間前の朝6時や7時に予約を入れる方が多いようです。
ヘアメイク + 着付け + 移動時間 + ゆとり時間をトータルで計算して、自分だったら式典の何時間前に予約を入れるのがベストかを計算。
何時に予約して、何時までには仕上げてほしいかを伝えましょう。
電話で予約する
成人式の美容院予約は、インターネットより電話がオススメです。
予約の時間だけでなく、予約後はどんなスケジュールで準備すればいいかなどの流れを、予め確認することができます。
もしもネット予約が必須の美容院なら、まずはネットで時間枠を確保して。
そのあとで、こちらの着付けやヘアメイクへの希望など、一度は詳細な打ち合わせをしたい旨を電話で伝えて、時間を作ってもらいましょう。
打ち合わせ時間を確保する
前述した通り、成人式までの準備や流れの確認だけでなく、一度は美容師さんとの詳細な打ち合わせが必要です。初めての美容院ならなおさら、顔を合わせておいたほうがよいでしょう。
どんな髪型やメイクにしたいのか、どんな帯結びがいいのかなどの希望だけでなく、振袖は事前に持ち込めるのか、成人式当日に何を用意しておけばいいのか、髪飾りはどうするのかなどの不明点も、直接、お店の人と打ち合わせしておくと安心です。
直前の予約確認も忘れずに
成人式の美容院の予約は、かなり前に入れることが多いため、知らないうちにダブルブッキングになっていたり、忘れられてしまったという方も。打ち合わせにも行ったし大丈夫だと油断せず、事前に必ず、予約確認の電話は入れておきましょう。
成人式の着付け+ヘアメイクの相場は?
ヘアメイク+着付け=2万円前後が相場
(+早朝料金がかかる場合も)
美容院によって金額は異なりますが、ヘアメイクと着付けをセットでお願いすると、20,000万円前後がひとつの目安。
成人式当日は営業時間外での業務となるので、さらに早朝料金がかかることお店も。
また、髪飾りなどの小物は別料金で購入するスタイルのお店もあるようです。
ホテルの美容室の場合、街中の美容院と比べるとやや高めのところが多く、25,000円から30,000円前後が一般的です。
出張着付けサービスの相場は15,000円から20,000円前後ですが、着付け師さんの早朝料金や交通費が別途かかることも。
また、ヘアメイクは別途頼むことになるため、その分の料金も予算に計上しておきましょう。
美容院と打ち合わせしておきたい内容と確認事項
予約について
□成人式の日程・式典の開始時刻を伝える
□着付け、ヘアセット、メイクなど何をして欲しいかを伝える
□仕上げてほしい時刻を伝える
仕度時間(ヘアメイク+着付け)、移動時間+ゆとり時間を計算して、何時までに仕上げてもらえば間に合うのか、仕上げ時間から逆算して予約時間を決める
□成人式が近くなったら、事前に予約確認の電話を入れる
料金について
□着付け+ヘアセット(またはヘアメイク)の料金
早朝料金などプラス料金があるかも必ず確認
□出張着付けの場合、着付け料金に出張費や早朝料金などのトータル金額を確認
□髪飾りを持ち込む場合、持ち込み料金が必要かを確認
振袖と着付けについて
□振袖と着付けセットの事前持ち込みは可能か、何日前から持ち込めるか
□レンタルショップから直接美容院に振袖セットが届いても問題ないか
□着付けに必要な小物がすべて揃っているかを確認
※美容院によって必要な小物が違うこともあるので必ず美容師さんに確認を
□希望の帯結びがあるなら相談を
ヘアメイクについて
□希望のヘアスタイル。決まっていないなら美容師さんと事前に相談
□アップにしたい場合、髪の長さは何cmあればできるのか
□髪飾りは美容院で用意してもらえるのか。持ち込みは可能か
□メイクはお願いできるのか。どの程度お願いできるかを確認
□メイク用の化粧品は持ち込めるのか
□当日の服装やヘアメイクについての注意事項
まとめ
成人式の美容院予約は早めに行うことが大切です。
できれば前年の6月までには予約を入れておきましょう。
ほとんどの人が同じ時間帯に着付けとヘアメイクを希望するため、どうしても人気の時間枠は早い者勝ちになってしまいます。
とくに自分で美容院を探して予約をする場合には、早め早めを心がけて。
また、どんなヘアスタイルにしてほしいのか、何時までに完成させてほしいのか、着物は先に持ち込めるのかなど、美容院に確認することも整理して、事前に打ち合わせておくことが重要です。
予約を完了したからと安心していると、予約漏れのトラブルに合う可能性もあります。
成人式が近くなったら、事前に必ず予約確認の電話は入れておきましょう。
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