【成人式の準備】当日までの流れとやっておくべきことをくわしく解説
成人式の準備には振袖、美容室、記念撮影の手配など、やるべきことが数多くあります。
そのため成人式の準備には事前にしっかりと情報収集し、早めに行動することが大切です。
そこで、成人式までの流れと準備すること、前日や当日に準備、確認しておく必要のあることを紹介します。これから成人式を迎える方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
成人式までの大まかな流れと準備することとは?
成人式の準備は早くて2年半前、遅くても1年前には始めるのが一般的です。
成人式までに行う振袖の手配や美容室の予約に始まり、成人式前日に確認すること、成人式当日の朝にやるべきことなど、想像以上にやらなければならないことがたくさんあります。
まずは、成人式までの大まかな流れと準備することを解説します。
成人式までの大まかな流れと準備すること | |
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2年半~2年前 | 振袖や美容室などの情報収集をスタート |
2年〜1年前 | 振袖をレンタルまたは購入 |
2年前〜半年前 | 美容室(着付けやヘアセット)の予約 |
1年前〜 | 写真スタジオと撮影日程を決めて予約 |
1カ月前 | ネイルをするならネイルチップのオーダー |
1週間前 | 美容室でのカットやカラー |
1週間前〜前日 | 産毛処理などのスキンケア |
3日前〜前日 | 草履の試し履き |
2年半~2年前 振袖や美容室などの情報収集をスタート
一生に一度の成人式。納得のいくものにするためには、情報収集が不可欠です。
振袖の手配、着付けやヘアセットの予約、メイクやネイルはどうするのか、記念撮影は前撮りしたいと考えている方も多いのでは。
情報収集を始めるのが遅いと、好みの振袖はすでに他の人がレンタルしていたり、希望した時間に美容室の予約が取れないなど、思い通りにいかないことが増えてしまいます。
出遅れたために予約のタイミングを逃してしまわないように気をつけて。
2年〜1年前 振袖をレンタルまたは購入
振袖をレンタルするか、購入するか、ママ振袖を着るのかを決めます。
最近はレンタルが主流ですが、オーダーレンタルの場合、受付期限が決まっている場合も。
購入する場合には仕立ててもらう時間もかかります。
そのため、購入するなら1年半前、レンタルなら1年前を目安に予約するのが一般的ですが、すでにレンタルしたい振袖が決まっているなら、2年前に予約しても問題はありません。
ママ振袖を利用する場合には、長年のシミや汚れを落とすためクリーニングが必要になったり、サイズが合わなくて仕立て直すなど、メンテナンスの時間が必要なことも。
レンタル、購入、ママ振袖、どの場合でも、早め早めに準備しておきましょう。
2年前〜半年前 美容室(着付けやヘアセット)の予約
成人式当日は、美容室などで着付けやヘアセットをしてもらうのが一般的です。
美容室を選ぶポイントは、自宅や式典会場近くの移動しやすい場所にあること、振袖の着付けとヘアセットの両方をお願いできること。そして、何より早めに予約を入れることが大切です。なぜなら、大勢の方が成人式に間に合う同じ時間帯に着付けやヘアセットの予約を入れようとするため、成人式当日朝の予約は争奪戦といっても過言ではありません。振袖を決めるのと同時に美容室も決めて、予約しておくことをオススメします。
1年前〜 写真スタジオと撮影日程を決めて予約
記念撮影をするなら、フォトスタジオや写真館などを予約しましょう。
成人式当日に撮影する場合には、移動しやすい場所にある、スタジオや写真館を選ぶのがポイント。最近は前撮りする方も増えています。
写真スタジオと提携している振袖専門店や和装レンタル店では、前撮り用と成人式用の振袖がレンタルできるプランなどもあるため、そちらを利用するとスムーズです。
レンタルショップによってさまざまなプランがありますから、振袖を下見するときに前撮り用の振袖もレンタルできるのか、前撮りしてもらえるプランがあるのかも確認しましょう。
1カ月前 ネイルをするならネイルチップのオーダー
振袖に合わせたネイルチップをする場合、爪に着けるのは当日になりますが、サイズが合わないこともあるためも、しっかりサイズを確認したうえで、前もって購入しておきましょう。オーダーメイドの場合には2週間以上かかることもあり、1カ月前には依頼しておくと安心です。ジェルネイルをする場合には、3日前~前日までにネイルサロンで施術してもらうことをオススメします。
1週間前 美容室でのカットやカラー
成人式当日に理想の髪型にセットしてもらえるように、事前に美容師さんと相談しておきましょう。また、そのために必要なカットやカラーは事前に済ませておくことが大切です。
1週間前〜前日 産毛処理などのスキンケア
振袖は襟を抜いて着るうえ、髪の毛をアップにする方も多いため、どうしても首元やうなじなどに目がいきやすくなります。
産毛の処理は前日に、顔だけでなく、うなじなどもしておきましょう。
プロに産毛の処理を頼む場合には、1週間前〜3日前くらいにお願いすれば大丈夫。しっかり根元から剃ってもらえるため、1週間程度なら問題はありません。
3日前〜前日 草履の試し履き
成人式当日にいきなり履き慣れない草履で歩くと痛みを感じやすいため、手元に草履が届いたら試し履きをして、歩く練習をしておくといいでしょう。
成人式当日は念のため絆創膏を用意しておくことをオススメします。
なぜ早めの準備が必要?振袖・美容室・記念撮影
振袖の手配、着付けやヘアセットのための美容室の予約、記念撮影の予約は早めの対応が必要です。
振袖のレンタルは2年前から予約が可能
成人式の振袖は高校卒業あたりから準備する方が多く、準備は早ければ早いほど安心です。
最近のレンタル事情としては、着用日の2年前から予約ができるところがほとんど。
成人式ぎりぎりに選ぶよりも、振袖の種類が潤沢な時期に候補だけでも選んでおくケースが増えています。
着用する振袖のイメージがはっきり定まっていなくても、インターネットや雑誌、カタログなどで振袖の柄や色をみて、早いうちからイメージを膨らませておくことも大切です。
また、最近人気のオーダーレンタルは受付期限があるため、それを過ぎると予約できないことも考えられます。
ただし、振袖の予約にすっかり出遅れてしまったという場合でも、着付けをしてもらえる美容室さえ自分で確保できれば、ネットの宅配レンタルを利用する方法があります。
翌年の1月に成人式が迫っていても、年末までに振袖をレンタルすれば間に合わせることが可能になりますから、振袖の予約よりもまずは美容室の予約を先に確保しましょう。
着付けやヘアセットは自分で予約することも必要に
振袖専門店や和装専門のレンタルショップでは、振袖レンタルに着付けやヘアセットが含まれているプランを用意しているところがあります。
これを利用することができれば、振袖を決めたときに着付けやヘアメイクの予約も一緒に済ませることができます。
しかし、着付けやヘアメイクのプランがないショップや、プランはあるものの成人式会場からは遠い美容室や着付け会場しかないため、利用できないケースも。
振袖をどうするかで悩んでいるうちに、着付けやヘアセットのサービスプランは予約がいっぱいで、受け付けてもらえなかったということもありがちです。
その場合には、自分で着付けとヘアメイクをしてくれる美容室を見つけることが必要になります。
成人式当日の朝の予約は争奪戦ですから、効率よく移動できる自宅や会場近くの美容室を、できるだけ早く予約しましょう。
イメージしているヘアスタイルがあるのなら、事前に美容師さんに相談しておくことも大切です。
成人式のためのヘアカラーやネイルなどをお願いしたい場合も、成人式間近になると美容室やネイルサロンが混み合う可能性が高いため、早めの予約が必要です。
記念撮影は前撮りが人気の理由とオススメの時期
成人式の記念撮影は、成人式よりも前に済ませておく方が増えてきました。成人式当日のほうが、着付けもヘアメイクも済んでいるためスムーズだと考える方は多いと思いますが、成人式当日は想像以上に慌ただしく、時間調整が難しいこと、式典後の撮影の場合、着崩れが心配だという声も。
また、予約を入れた写真スタジオが式典会場と離れている場合、移動に時間を取られてしまい、予定していた食事会や同窓会に間に合わないかもと焦ってしまうことになりがちです。
そんな慌ただしい中で撮影するよりも、時間にゆとりのある状態で、着付けしたての美しい振袖姿を撮影したいという方が多いようです。
ただし、前撮りも時期によっては混雑するため、やはり早めの予約が必要です。
前撮り撮影に人気の時期は、成人式前年の春頃。
夏はどうしても日に焼けてしまうため、自分がイメージしていた振袖姿と違ってしまったり、秋は七五三シーズンとかぶるため予約が取りにくいことも。
成人式直前は混み合うため、前撮りには気候が良くて予約が取りやすい春がオススメというわけです。
成人式前日にやっておく7つのこと
いよいよ明日は成人式!そんな成人式の前日には、次のことを確認しておきましょう。
また、体調を整えることも大切です。
成人式前日にやっておく7つのこと |
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成人式当日のスケジュールを確認 |
会場や時間、美容院の予約など再確認 |
持ち物の準備と確認 |
振袖を着用時の立居振舞をチェック |
スマートフォンやカメラの充電 |
前日の夜に入浴とスキンケア |
成人式当日に備えてしっかり睡眠 |
成人式当日のスケジュールを確認
成人式当日は早朝から始まり、思った以上に速いスピードで物事が進みます。着付けやヘアメイクの予約時間、式典の開始時間、友人たちとの同窓会や親族との食事会の開催時間、さらにそれぞれへの移動時間など、成人式当日の流れとそれぞれの時間を必ずチェックしておきましょう。
美容室・式典会場・撮影場所などを再確認
成人式当日は早朝から美容室に式典会場、撮影スタジオ、食事会や同窓会など、さまざまな場所へと移動します。スケジュールが詰まっていると混乱して、時間や場所を勘違いしがちです。
美容室、式典会場、写真スタジオ、食事会のお店など、それぞれの場所も再度確認しておきましょう。
持ち物の準備と確認
振袖は着物の中でも着付け小物を多く使用する着物です。
当日、振袖一式を入れたはずの包みを開けたら、小物が足りなかった!なんてことにならないように、当日の持ち物だけでなく、振袖一式の中に足りない小物はないか、個数は足りているかも必ずチェックしておきましょう。
振袖着物一式
当日朝に着る服(前開きの服だと着脱時にメイクが崩れないのでおすすめ)
メイクポーチ(お化粧直しに)
小さめのタオル(帯がゆるんだ時に挟みます)
大きめのハンカチ(食事のときに膝にかけます)
Uピン(ヘアの修正に)
きもの用クリップ(お手洗い時に便利です)
成人式案内状
財布、スマホなど
4・振袖を着用時の立居振舞をチェック
せっかく美しい振袖姿に着付けてもらっても、動き方、歩き方一つで着崩れてしまうことも。着物ならではの汚しやすい箇所もあるため、立居振舞には注意が必要です。振袖着用時の振る舞い方、マナーについて簡単に説明した記事もありますので、事前に確認しておくといいでしょう。
5・スマートフォンやカメラの充電
成人式当日は記念写真の撮影、家族や友人との連絡、スケジュール確認などにスマートフォンが必要になります。忘れずにスマートフォンは充電しておきましょう。
ポータブル充電器を持参するとより安心です。
デジタルカメラも同じ。持参する場合には、前日にバッテリーの充電をしておきましょう。
6・前日の夜に入浴とヘアケア
成人式当日の朝は慌ただしいうえ、洗髪すると髪のまとまりが悪くなりがちです。体が冷えてしまう原因にもなるため、前日の夜に入浴して髪のケアはしておきましょう。自分で産毛処理をする場合には前日に。お肌の弱い方や肌荒れが気になる方は前日ではなく、3日前あたりに産毛処理をするなど、成人式当日に肌トラブルを起こさないよう慎重にケアをしましょう。
7・成人式当日に備えてしっかり睡眠
成人式当日は早朝から美容院へ行って着付けをしてもらい、慣れない振袖を着て会場や記念撮影、食事会など、慌ただしく動くことになります。
そのため、体調を整えておくことが大切です。前日の夜は早めに寝て睡眠をたっぷりとっておきましょう。
成人式当日の朝にやることとは?
成人式当日の朝は、美容室へ着て行く服装や、気温に合わせた防寒対策をしていきましょう。
朝食はできれば済ませる
振袖の着付けは早朝から行われるため、食欲が出ない方もいるかもしれませんが、少しでも食べておかないと体力がもちません。
また、振袖を着てから食べようとすると帯が苦しくて食べられなかったり、せっかくの振袖を汚してしまう可能性もあるので、朝食は着付け前に食べておきましょう。
ただし、食べ過ぎは禁物。帯を締めたときに苦しくなったり、気持ち悪くなってしまうこともあるので気をつけて。
ノーメイクに脱ぎやすい服装で
美容室で着付けと一緒にヘアメイクをしてもらう場合には、自宅でのヘアメイクはNG。メイクをして行ってしまうと、それを落とすための余計な時間がかかってしまいます。
スキンケアだけにしてノーメイクで行きましょう。髪の毛もブラッシングするだけでOK。
着付けはヘアメイクの後にするため、ヘアセットが崩れないように前開きのシャツやブラウスなどを着ていくことも大切です。
下着は和装用のブラジャーや、なければスポーツブラを着けていくといいでしょう。
ワイヤー入りのブラジャーはバストアップしてしまうため胸元が平らになりにくく、着付けの際に型崩れの原因に。ワイヤー入りのブラジャーは避けたほうが無難です。
防寒対策も考慮しておけば万全
成人式に出席する場合には、防寒対策も必要です。
振袖の着付けは襟を抜くため、とくに首回りが寒くなります。外にいるときはショールなどを利用することで、待ち時間や移動中も温かく過ごすことができます。
足元の冷え対策には、レギンスや和装用のストッキングを利用しましょう。
ただし、着物の下に温かいインナーを着るのはあまりオススメできません。暖房が効いている式典会場では、暑くなっても脱ぐことが出来ないため、大量に汗をかいてしまい、その汗が振袖や帯にしみ込んでしまうことも。
使い捨てカイロも、熱くなったら取り出せる貼らないタイプのものを使用しましょう。
まとめ
成人式の準備には、振袖や美容室、写真スタジオの予約だけでなく、当日持って行くものを揃えたり、ヘアケアやスキンケアなども必要になります。
また、当日になって慌てないように、会場の場所や時間、持ち物なども、前日にしっかり確認しておきましょう。
とくに自分で写真を撮影するつもりの方は、スマートフォンやデジタルカメラの充電を忘れないように気をつけて。
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