礼装用の草履とフォーマル用の草履の違いは?
礼装用の草履とフォーマル用の草履、どちらも冠婚葬祭などのフォーマルな場面で履く草履のことを指しています。そのため、基本的には同じ意味だと考えていいでしょう。
礼装とフォーマルとは
礼装とフォーマルは、どちらも冠婚葬祭などのフォーマルなシーンで着用する服装を指し、基本的にその意味はほぼ同じです。
着物の礼装には、格式が高い方から正礼装・準礼装・略礼装という3種類があり、正礼装には黒留袖や五つ紋の色留袖、振袖、準礼装には三つ紋や一つ紋の色留袖、略礼装には訪問着などが当てはまります。
そのため、礼装用の草履やフォーマル用の草履とは、それらの着物にふさわしい草履ということになります。
礼装用の草履の特徴とは
礼装用の草履には次のような特徴があります。
・素材は高品質のエナメルや、佐賀錦などの高級な織物生地を使用したもの。
・色は正礼装や準礼装なら金・銀・白が基本。略礼装の場合は着物に合う淡い色でもOK。
・台と鼻緒が同色や同素材など、統一感のあるものを。
・かかと(台)が高いものがフォーマル用。5cm以上が一般的。
注意したい喪服の場合
礼装の中には、葬儀などに着用する喪服も含まれます。
喪服用の草履は黒色のものを選ぶのがマナー。素材はエナメルなどでもかまいませんが、光沢のないものを選ぶことが大切です。
葬儀以外にも偲ぶ会やお別れの会などでも、ダークな色目の色無地などの着物に合わせて、黒の喪草履を履くのがマナーとなります。

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