ブラックスーツとは?わかりやすく説明
ブラックスーツとは?
ブラックスーツとは、葬儀や結婚式などの冠婚葬祭で着用される「礼服」を意味する言葉として使われるのが一般的です。ブラックスーツは、礼服を表す場合「ブラックフォーマルスーツ」が正式な呼び方となります。
ブラックスーツとダークスーツの違いとは?

ブラックスーツは、礼服を表すのが一般的ですが、無地で黒のスーツを総称してブラックスーツと呼ぶこともあります。そのため厳密にいえば礼服だけを指し示す言葉ではありません。
ブラックスーツと呼ばれているスーツには以下の2種類があります。
◇冠婚葬祭で着用することを想定した礼服
◇ビジネスシーンでの着用を想定した黒いスーツ
同じ黒のスーツであっても、礼服としてのブラックスーツとビジネス用のブラックスーツとでは似て非なるものですので、注意しましょう。
具体的にどのような違いがあるのかを詳しく見ていきましょう。
≪色の違い≫
礼服としてのブラックスーツ→漆黒(墨黒)
ビジネス用のブラックスーツ→バリエーションのある黒
≪光沢の違い≫
礼服としてのブラックスーツ→艶消し(光沢無し)
ビジネス用のブラックスーツ→光沢あり
≪見た目の違い≫
礼服としてのブラックスーツ→品質が良くゆったりしている
ビジネス用のブラックスーツ→豊富なバリエーション
ブラックスーツはビジネスでも”兼用”可能?
結論から言うと、ブラックスーツをビジネスシーンでは着用しないほうが良いでしょう。
ブラックスーツは2種類のスーツを意味することから、兼用には下記2つのパターンが考えられます。
✓礼服をビジネスシーンで着用するケース
✓ビジネス用の黒スーツを葬儀や結婚式で着用するケース
まずは礼服としてのブラックスーツを普段使いのビジネススーツとして兼用できるかどうかについて。解説するまでもなく「辞めた方がいい」ことは想像がつくことでしょう。
というのも、先ほども触れたように礼服としてのブラックスーツはゆったりとしたフォルムであることが多く、その色合いも「漆黒」なので着用しているとビジネス用ではないことが一目瞭然です。
つまり、葬儀をイメージさせる礼服をビジネスシーンで着ることに違和感を覚える人は多く、社会人としての常識を疑われてしまう恐れがありますので兼用はしないようにしましょう。
まとめ
今回は、ブラックスーツについて解説してきました。
礼服とビジネス用とでは、同じブラックスーツであっても「色合い」や「フォルム」が異なります。そのため、購入する際や着用時にはどちらのスーツなのかをしっかりと確認して、シーンに合ったブラックスーツを着用するようにしましょう。

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