緞子(どんす)とは?わかりやすく説明

着物の豆知識

緞子

緞子(どんす)とは?

緞子とは、経糸(たていと)と緯糸(よこいと)にそれぞれ5本以上の異なる色糸を使用し、文様を織り上げた絹織物のことです。
緞子は、繻子織(しゅすおり)と呼ばれる特殊な織り方で、光沢のある地に繻子織の裏組織で模様を織り出します。厚手で高級感があるため、礼装用の帯や掛け軸、寺院の調度品などに用いられる格式高い織物です。

緞子(どんす)の特徴

緞子

緞子には、以下のような特徴があります。

〇繻子織特有の美しい光沢があり、布面がやわらかく重量感があります。

〇地とは異なる組織で文様を織り出すことから、光の加減によって模様が浮かび上がり、気品があります。

〇経糸に諸撚の本練り糸、緯糸には練り糸などの絹糸が使われています。

緞子(どんす)の用途

色打掛を着た女性

緞子は、その気品の高さから、帯地や着物の裏地、掛け軸の表装、仏具や茶道具など、格式が重んじられる場面で使われることが多くなっています。
また、現代においては振袖や訪問着などにも用いられています。

緞子(どんす)の歴史

緞子

緞子は、中国の宋代が起源とされ、日本においては平安時代から格式高い織物とされるようになりました。その後、中世に伝わり、室町時代になると「名物裂(めいぶつぎれ)」として重宝されるようになり、西陣でも織られるようになっていきました。

まとめ

緞子は、気品ある光沢と重厚感により昔から高級織物として親しまれてきました。現代においてもさまざまな形で用いられ、伝統工芸品のひとつとして高く評価されています。

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