更紗着物とは?わかりやすく説明

着物の豆知識#着物,#和装

更紗着物

更紗着物とは?

更紗着物の更紗とは、インドで生まれたとされる模様のひとつで、主に木綿に二色~多色の型染めを施した独特な雰囲気が魅力です。

更紗着物は、異国を感じる草花や樹木、動物や人などが描かれ、インド風の柄も多く見られます。中でも代表的な柄は、ペルシャ更紗のペイズリー柄や、古代エジプトの蓮の花を描いたとされる唐草模様などが挙げられます。

更紗着物の格は?

更紗着物の格は、全体的に柄がある小紋と同じようなイメージがありますが、実際はよりカジュアルな普段着・おしゃれ着に向いています。

中には、訪問着として仕立てられた更紗着物もありますが、紋の入った訪問着や古典柄の着物には劣ってしまいます。よって、そのような訪問着の更紗着物は、結婚式の中でもカジュアルなレストランでの式や披露宴などであれば着用可能です。

また、訪問着としての更紗着物ではなく、木綿の生地を染めた本来の更紗着物は、よりカジュアルなものとなるため、上記のような結婚式でも向かないので注意しましょう。

更紗着物が合う季節は?

着物には、格と同様に着る季節をきちんと選ぶことが大切だとされています。例えば桜柄の着物は春先に、椿柄の着物は寒い季節にといった具合です。

しかし、更紗着物には特に決まった季節はありませんので、季節問わず楽しむことができます。

更紗着物を着こなす際のポイントは?

更紗着物は、全体的に柄が入っているのが特徴なので小紋のようにコーディネートするのがよいかと思います。

もし着物と帯の組み合わせに迷ったら、更紗着物の場合は特徴的な柄を主役と考え、そちらを引き立たせることができる帯を選ぶとよいでしょう。

色を考える際には、同色系・反対色・明暗などの中でも同色系を合わせることで、上品な仕上がりになります。逆に、反対色を合わせることで個性的な着こなしを楽しむことができなすよ。

まとめ

いかがでしたか?更紗着物は、ほかにない独特な風合いが魅力のひとつで、一見個性的で着こなすのが難しいと感じるかもしれませんが、合わせる帯などによって上品にも個性的にも着こなすことができます。機会があれば、ぜひチャレンジしてみて下さいね。

#更紗着物

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