一重太鼓とは?わかりやすく説明
一重太鼓とは?
一重太鼓とは、女性の帯結びの中で最もポピュラーな結び方で、お太鼓とも呼ばれます。お太鼓部分が一重になるため一重太鼓と名付けられました。
一重太鼓は、大正時代に袋帯を改良して考案された名古屋帯が主流になると同時に盛んに締められるようになりました。主に、小紋や紬などのおしゃれ着に合わせて名古屋帯を用いて結びます。
初心者にも扱いやすい一重太鼓は、誰でも気軽に結びことができるでしょう。
一重太鼓の結び方とは?
1.手先を持ち帯板の下線くらいのラインに合わせて長さを決める
2.胴に一巻きする
3.手先を左手で背中心に引いて、帯を右手で引き締める
4.帯の下を右手でしっかりと引いて、二巻目を締める
5.脇から斜めに折り上げる
6.手先をおろして、仮紐でおさえる
7.右の帯下を通し前で結ぶ
8.手先の輪が下にくるようにして折り返し、前に預けてクリップで留める
9.たれ元を広げる
10.帯揚げで巻いてゴム留めした帯枕を、右前で帯の内側にあててお太鼓の山を作る
11.その山を両手で持って整える
12.帯枕を帯の上線まで持ち上げてお太鼓を乗せる
(片方の足を後ろに引いて体を反らせると乗せやすい)
13.帯枕の紐を結び帯の中にしまい、その上に帯揚げを仮結びにしておく
14.仮紐を外しお太鼓になる内側にあて、くるむようにたれを持ち上げる
15.人差し指一本分くらいの長さでたれを決める
16.仮紐を前で結ぶ
17.手先を留めていたクリップを外して手先を後ろへ回す
18.仮紐に沿って手先を通し、お太鼓から左右1~2cmくらい出し、帯締めを通す
19.帯締めを前に引き交差させ、上に出ている方を結びに重ねて輪を作る
20.もう一方の端を左手で持ち上げて輪に通して締める
21.左右の紐を引き脇に挟み、仮紐を外す
22.帯揚げを脇から開き三つ折りにして、さらに半分に折る
23.上前側を重ねてひと結びして立てる
24.上から巻いてひと結びして、残りの帯揚げを帯の内側にしまう
25.お太鼓の形を整える
以上で完成になります。
まとめ
いかがでしたか?女性の帯結びの中で最もポピュラーで初心者でも気軽に結ぶことができる「一重太鼓」をご紹介しました。ぜひチャレンジしてみてくださいね。
#一重太鼓

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