肩山(かたやま)とは?わかりやすく説明
肩山(かたやま)とは?
肩山とは、着物の身頃と袖をつないでいる縫い目の最も高い部分のことです。肩山は、具体的には後身頃の背縫いの上端を指しています。着物を着ると肩よりも背中側、首の付け根部分にくるようになっています。
肩山(かたやま)の重要性と役割とは?

肩山は、着物の肩から裾にかけてのラインを決定付けます。肩山が正しい位置にあることにより、着物のシルエットが美しく保たれています。
また、肩山が適切な位置にあることで、着崩れを防止し、美しい着姿をキープすることができます。
さらに、肩山が体型に合致している場合、体の動きに合わせて着物がしっかりとフィットしてくれるので、快適に着用することができます。
このほか、肩山は、着物の前身頃と後身頃のバランスを整える役割も担っています。
肩山(かたやま)と衿肩あき(えりかたあき)との関係とは?
肩山と衿肩あきとの寸法の差が、衿の抜き方や着物の着丈に影響を与えています。
肩山(かたやま)と裄丈(ゆきたけ)との関係とは?
肩山から、袖口までの長さを「裄丈」と言います。裄丈は、着物のサイズや着姿に関わるキーとなる寸法です。
肩山(かたやま)と羽織との関係とは?
羽織を着用する際も、着物と同様に肩山を身体の背中側に合わせて着用します。羽織の肩山の位置が、着物の肩山の位置と重なるように寸法が決められています。
まとめ
肩山は、着物の身頃と袖をつないでいる縫い目の最も高い部分のことでした。肩山は、着物の基本的な構造を決定づける重要な役割を担っています。そのため、着物のサイズや着こなしに深く関わっているということを覚えておくと良いでしょう。
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