腰上げ(腰揚げ)とは? 不要なケースについてもわかりやすく説明
腰上げ(腰揚げ)とは?
腰上げ(腰揚げ)とは、着物の腰部分の生地を つまみ上げて縫い、着物の丈を子どもの身長に合わせて調整することです。大人であれば着物の丈の調節は、腰ひもを使用して“おはしょり”をとって行うのが一般的ですが、子どもは様々な激しい動きをするため着崩れを防ぐために縫い上げてしまうのです。
子どもの着物でも 腰上げ(腰揚げ)をしないケースとは?

先程もお伝えしましたように、子どもの着物は腰上げ(腰揚げ)をした方が楽に着られるのですが、次のようなケースでは腰上げ(腰揚げ)をせずに着用することもあります。
◇着物をレンタルする場合
子どもの七五三の晴れ着などを自前ではなく、レンタルで借りる場合には、縫わずに大人同様に腰ひもを使用して“おはしょり”をとることがほとんどです。
その理由は…
・それぞれの子どもに合わせて縫い直すのが大変
・衣装が傷んでしまう
・写真撮影の際に見た目が良くなるから
◇写真撮影をする場合
晴れ着を着て記念撮影を写真館で行う場合には、腰ひもを使って着付けを行うのが一般的です。
その理由は…
・スタジオのみでの着用であれば、着崩れる心配がない
・見た目が良く写るから
◇サイズがピッタリの場合
着物のサイズが子どもにピッタリである場合には、腰上げ(腰揚げ)を行う必要はありません。
男の子が袴を着ける場合は?
男の子が袴を着ける場合には、腰上げ(腰揚げ)をする方法と、腰上げ(腰揚げ)をせず たくし上げる方法の2通りがあります。
◆腰上げ(腰揚げ)をする場合
袴の裾から長着が出ないように、短めに着付けをする。
◆腰上げ(腰揚げ)はせずに、腰ひもを締めて、裾をまくりあげて挟み込む。
男の子が袴を着ける場合には、長着の着丈を気にする必要はなく、この方法であれば着付けも早くできます。
まとめ
腰上げ(腰揚げ)は、子どもの身長に合わせて着物の腰部分の生地を縫い上げることだということがお分かりいただけましたでしょうか。
子どもの成長は早いものです。写真撮影をする前には着丈を確認し、腰上げが必要か否かを判断しましょう。

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