紋絽(もんろ)とは?わかりやすく説明
紋絽(もんろ)とは?
紋絽とは、夏物の生地である「絽」に文様を織り込んだ織物のことです。紋絽は、色無地や加工着尺(きじゃく)として使われています。
紋絽(もんろ)の特徴
紋絽は、絽の生地にある透け感に加えて、織り込まれた文様によって清涼感を演出することができます。また、華やかで広がりのあるデザインにすることも可能です。さらに、紋絽は、軽量で通気性に優れているため、夏のフォーマルな場面にも最適で、夏物生地の定番の一つとされています。紋絽は、着物のみならず帯や襦袢(じゅばん)、羽織など幅広い夏物和装品として使われています。
紋絽(もんろ)の基盤となる「絽(ろ)」の織り方について
紋絽の基盤となる絽は、からみ織りという技法で織られています。からみ織りは、経糸(たていと)と緯糸(よこいと)と絡め合わせることによって、捩り目(もじりめ)に隙間を作ることができます。この捩り目によって、透明感と清涼感のある生地に仕上がり、それにともなって高い通気性が生じるのです。
経糸を三本おきに捩り目を入れたものを「三本絽」、五本おきのものを「五本絽」と呼びます。このようにして、本数によって織物の呼び方が異なります。
まとめ
紋絽は、その生地の透明感や清涼感から夏にぴったりの生地です。この機会に、紋絽の着物をお召しになってみてはいかがでしょうか。
#紋絽

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