お端折り(おはしょり)の お悩みと解決方法とは?わかりやすく説明
お端折り(おはしょり)とは?
お端折りとは、着物を着用する際に身丈よりも長い部分を胴部でたくし上げた、帯の下方に出た折り返しのある部分のことです。
お端折りは、明治中頃からの女性特有の着用方法で、男性の場合にはありません。
今では身長と着物の身丈との調節に利用されているお端折りですが、長さは指の長さ程度がちょうどよいとされています。
お端折り(おはしょり)の お悩み別解決方法とは?
【お悩み①お端折りがもこもこと膨らむ…】
お端折りが、着付けをした際にもこもこと膨らんでしまい、不格好になってしまったという経験をされた方も多いはず。ですが、このお悩みは以下の方法で簡単に解決します。
≪解決方法≫
お端折りは、腰ひもを締めてから胸ひもを締める前に左の身八つ口(みやつくち)から左手を入れ、下前(したまえ)を折り上げるだけで、スッキリさせることができます。
下前を折り上げておくことで、帯を締めた際に折り上げた部分が帯の下に隠れるため、お端折り部分が減り、厚みもなくなるため きれいな見た目になります。
【お悩み②お端折りが長すぎる…】
お端折りがしっかりと見える帯の結び方の場合、後ろのお端折りが長くなったりシワだらけになってしまうことも。せっかくの美しい後ろ姿を台無しにしないためにも次のような解決方法をご紹介します。
≪解決方法≫
お端折りを短くし、シワをなくすために
1. お端折りの前部分をつまみ 帯を締めた際に出る部分が7cm前後になるように、上に折り上げます。
2. 折り上げた お端折りの前部分前が落ちないように右手で押さえ、左脇から後ろにかけて、左手でお端折りを折り上げます。
3.左手が右脇まで届いたら、寄せてきた余分な部分をできるだけ平らになるように丁寧に上前の中にしまい込み、前から後ろに被せます。
まとめ
お端折りをスッキリと整えて、前からも後ろからも自身の持てる着付けを心がけましょう。
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