お引摺り(おひきずり)とは?わかりやすく説明
お引摺り(おひきずり)とは?
お引摺りとは、長く裾を仕立てた着物のこと、もしくは、おはしょりをせずに着付けて裾を長く引き摺る着方のことです。
お引摺りは、明治時代から大正時代のはじめ頃まで上流階級の婦人たちが着ていた着物の着方です。江戸時代中期以降には、対丈だった小袖が長い裾に変わり、現代では花嫁衣装または芸者の着こなしでしか見られなくなっています。
お引摺りの歩き方
お引摺りで歩く際は、足運び、裾捌き、重心移動にコツが必要です。大奥というドラマに出てくるような歩き方で、裾を引き摺り歩きます。
ただ、裾を引き摺ることができないような場所では、褄をとる必要があり、この際は左手を使うので「左褄をとる」といいます。現代では、舞妓さんの外出時の振る舞いがそれにあたります。
まとめ
お引き摺りは、現代の日常ではあまり見かけることがない着付け方ですが、結婚式での花嫁さんや舞妓さんなどをイメージすると分かりやすいでしょう。とても女性的で美しい着付け方法ですよね。
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