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雪駄（せった）とは？わかりやすく説明 種類や用途別の選び方についても解説します！
雪駄（せった）とは？
雪駄とは、竹皮を編んだ畳表に牛革を縫い合わせ防水機能を携えた履物です。そのため雪駄は傷みにくく丈夫で湿気を通しにくくなっており、多湿な日本の気候に適した履物と言えるでしょう。
特徴的なのは、かかとについた金具が、歩くたびに「チャリッ」という独特な音を出してくれることです。また靴とは違い、その構造が足を包み込まないため、子どもが履くと足が幅広く成長し体も安定します。さらに足指への圧迫もないため外反母趾にもならないという点でしょう。
雪駄（せった）と草履（ぞうり）の違いとは？
まず、雪駄とは草履は何が違うのか。実は、雪駄は草履の一部なのです。
雪駄と草履の共通点
☑表に革や合成皮革、タタミを使用
☑底に革が張ってある
☑鼻緒が付いている
雪駄と草履の共通点は、表に革や合成皮革、タタミなどが使用されているという点。また、底には革が張ってあるという点と鼻緒が付いているという点で、ほとんど違いはありません。
ただ、草履の中で特に『雪駄』と呼ばれるものに関しての条件は色々とあるようです。
雪駄の条件
☑表の素材が竹皮や籐(とう)で編まれている
☑重ね芯の枚数が少ない
大まかなところでは、表の素材が竹皮や籐(とう)のなどの草で編まれている点。また表と底の間の部分『重ね芯』の枚数が少ない点などが挙げられます。
イメージとしては…
和装の男性が履く薄い履物が『雪駄』。和装の女性が履いている分厚い履物が『草履』。このように考えると分かりやすいかと思います。つまり、草履の中でも、重ね芯が少なく全体的に薄い履物が『雪駄』と呼ばれる、という事です。
雪駄の種類と特徴とは？
≪革底≫
・改まった場に使用される高級感のある雪駄
・湿気に弱い
≪サンド底≫
・柔らかい素材で軽量だが耐久性に欠ける
・低価格
≪アメ底≫
・湿気に強く滑りにくい
・砂利道でも小石がめり込まず長持ちする
≪ライト底≫
・革底雪駄に見た目が近く 気軽に日常履きできる
・薄く持ち運びに便利だがクッション性に欠ける
≪ウレタン底≫
・湿気や摩耗に強い
・日常履きに最適
≪タイヤ底≫
・湿気に強く滑りにくい
・お祭りでよく使用される
雪駄の用途別の選び方とは？
【雨天・水辺での使用】
革底雪駄は湿気に弱いため不向き
【結婚式や寺社など正式な場面での使用】
革底雪駄やライト底雪駄
【砂利道や足元の悪い場所での作業での使用】
水に強く、丈夫なアメ底雪駄やウレタン底雪駄
【室内履きとしての使用】
床を傷つけないサンド底雪駄
【お祭りなど激しく動く場面での使用】
滑りにくく、耐久性があるタイヤ底雪駄
【長時間の外出時での使用】
軽量で疲れにくいサンド底雪駄
【水場や厨房での仕事場での使用】
水に強く滑りにくいアメ底雪駄やウレタン底雪駄
【記念写真様の短時間衣裳としての使用】
革底雪駄に見た目が近く、低価格のライト底雪駄
【サンダル代わりに使用】
軽量で低価格なサンド底雪駄
まとめ
雪駄は使用場所や使用目的に合ったものを選ぶようにしましょう。
#雪駄とは #雪駄
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