後板とは?わかりやすく説明
後板とは?
後板とは、飾り帯を結ぶ際に帯の間に差し込んで使う板のことをいいます。
後板とは、飾り結びを美しく見せるため、また腰高に支えるために使用するものです。後板を差し込むことで、帯の上線に結び目や帯枕が乗せやすくなるのです。
後板は目に見えるアイテムではなく、色柄や素材の種類は多くありません。白い樹脂製、地紋入りのピンク色、この2つがほとんどです。
ちなみに、後板とは逆に前側に入れて使う帯板を前板といいます。こちらも同様に、帯のシワを防ぐことで帯をきれいに見せるために用いるアイテムです。
後板を使用するのはどんな時?
後板は飾り結びをする時のみ使用するため、お太鼓に締める時には使用しません。
使用するのは、振袖・浴衣・七五三の祝い帯を締める時です。
七五三で7歳向けの平帯を用いて振袖のような手結びをする場合、作り帯の帯が柔らかすぎる時など、帯板は前後左右に入れるようにすればしごきがきれいにかかるので、オススメです。
後板の使い方は?
・手先を肩に預けて帯を一巻きする
・二巻き目に入るときに背中側に差し込む
・帯を折り上げて結んだり捻ったりして飾り結びをする
このようにすることで、帯の下線がすっきりきれいに出ます。また帯のシワを防ぐこともできます。
後板がない時の代用品は?
子供用のサイズの後板はあまり見かけることがありません。後板がないときには、厚紙を切って差し込むことで代用が可能です。
まとめ
いかがでしたか?後板は目に触れるアイテムではありませんが、使うことでより美しい着物の着こなしができます。ぜひ飾り結びをする機会があったら、取り入れてみてくださいね。
#後板

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