白襟紋付(しろえりもんつき)とは?叙勲・褒章における和装のドレスコードをわかりやすく説明
白襟紋付(しろえりもんつき)とは?
白襟紋付とは、叙勲(じょくん)・褒章(ほうしょう)を授与される際の女性の和装ドレスコードの一つです。
白襟紋付は、白襟の襦袢の上に紋付きの裾模様の表着を重ねて着用します。受勲や宮中参内の際には、白の比翼襟(ひよくえり)に白の半衿(はんえり)、留袖や紋が付いた訪問着を着て、格調の高い袋帯を締めるのが一般的です。
叙勲(じょくん)・褒章(ほうしょう)とは?
「叙勲」「褒賞」という言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
そもそも、叙勲・褒章とは、次のような方々に贈られるものです。
・国や社会など多くの人々のために尽くした方
・社会に良い影響を与える優れた功績を残した方
・公共事業に功労のあった方
・危険性の高い業務に励んだ方
などに対して、日本国家が表彰し、その栄誉を称えて叙勲や褒章が授与されるのです。
オリンピックメダリストにも、「褒賞」の一つである「紫綬褒章(しじゅほうしょう)」が授与されており、ニュースなどで見たことがある方も多いのではないでしょうか。
勲章や褒章の授与は「日本国憲法第7条」に基づき、内閣の助言・承認によって天皇が行う国事行為として実施されています。
叙勲(じょくん)・褒章(ほうしょう)のドレスコードは?
叙勲・褒章の当日は、配偶者同伴で皇居に参内します。参加される方には、主催者より「服装について」というドレスコードに関する案内があります。
叙勲・褒章のドレスコードは、受賞者・配偶者共に、和装の場合には「白襟紋付・訪問着」洋装の場合は「ロングドレス・スーツ」というのが一般的とされているのです。
まとめ
白襟紋付は、叙勲や褒章の際に着用する、女性の和の正礼装です。
同伴者が一緒の場合には、お互いの格を合わせた装いにすることが大切です。
#白襟紋付
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