帯地(おびじ)とは?わかりやすく説明
帯地(おびじ)とは?
帯地とは、帯に用いるために織られた布地のことで、帯側(おびがわ)とも呼ばれています。
現在の帯のほとんどは、主として装飾的な役割を担っているため、帯地にはある程度の厚さや張りが必要となります。
帯地(おびじ)の種類とは?

帯地は綾(あや)、繻子(しゅす)、緞子(どんす)、綸子(りんず)、モービル、ビロード、唐織(からおり)、金襴(きんらん)、博多(はかた)、などがあります。
また、夏用には、羅(ら)、紗(しゃ)、麻(あさ)などがあります。
そのほか、染帯地として塩瀬羽二重(しおぜはぶたえ)、縮緬(ちりめん)などを用います。
さらに普段用としては紬地(つむぎじ)や木綿地(もめんじ)があります。
帯地(おびじ)の主な産地とは?
帯地の主な産地は西陣が最も多く、次いで桐生、米沢、博多などで織っています。染帯は京都や東京で染められています。
ひな人形における帯と帯地(おびじ)の違い
ひな人形を作る際、帯を衣装として使用し制作したものと、帯地を使用したひな人形とがあります。 これらは、一見同じ物のように思われますが、全く異なるものです。
帯は、人が身に着けるものですが、帯地とはひな人形の世界では、帯の柄をまねて作った金襴の事を言います。
金襴とは、ひな人形を作製するためだけに作られたものです。正絹(しょうけん)と言われている商品でも100%シルクのものは少なく、中には10%しか含まれていないものもあります。しかしながら、帯は当たり前のごとく正絹です。最初にひな人形が作られた時は、金襴は存在せず帯で作られました。したがって、ひな人形は帯で作るのが基本です。
まとめ
帯地は、帯に用いるために織られた布地のことで、繻子や緞子、金襴などの種類があることが分かりましたね。
また、ひな人形を作る際に帯地が使われています。ご自宅にひな人形がありましたら、よく見てみると良いかもしれませんね。


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