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草鞋(わらじ)とは?履く際に必要な小物もご紹介!

着物の豆知識

草鞋(わらじ)

草鞋(わらじ)とは?

草鞋(わらじ)

草鞋(わらじ)とは、稲わらや麻、井草などで作られた履物の一種で昔から旅行用などとして使われていました。草鞋は、足をのせる台と、かかとを とめる“かえし”、紐と四つの乳(ち)から成りますが、中には乳が六つ、はたまた八つあるものや全くないものもあります。草履(ぞうり)にかかとを留める輪をつけただけの ごんずわらじ、草履と草鞋の中間の ぞうりわらじ、牛馬用の馬わらじなどもあります。

草鞋(わらじ)と草履(ぞうり)の違いとは?

草鞋と草履の違いは、足首に固定するための紐が付いているか否かです。
草鞋は、藁(わら)やイ草で編まれた履物で、そこが平らで足首に固定するための「藁緒」という紐が付いています。
一方で、草履は、藁(わら)・イ草・竹皮などで編まれた履物で、草鞋同様に底が平らで鼻緒だけが付いています。

◇「草鞋」:足首に結び付けることでしっかり固定される
草鞋は、つま先にある藁緒を左右の縁に付いている小さな輪に通し、かかとにある「かえし」という長い輪に通してから、足首に括り付けて固定します。
草鞋は、足の裏と草鞋の底がぴったりと合うように作られているため、疲れにくく、昔は長距離移動用として重宝されていました。

◆「草履」:履きやすく脱ぎやすい
草履は、足の親指と人差し指で鼻緒を挟んで履くもので、脱ぎ履きしやすいのが特徴です。歩行のたびにかかとが浮き、開放感があります。今でいうところのサンダルやスリッパのような役割の履物で、草鞋とは異なり長距離移動には不向きです。

草鞋(わらじ)のサイズは?

草鞋にサイズはあるのでしょうか?実は草鞋は、ワンサイズのみです。足の大きな人は、つま先部分が草鞋からはみ出して履くのが正解です。

草鞋(わらじ)を履く際に必要な小物とは?

①草鞋
草鞋には「ひょうたん型」や「たわら型」などの種類があります。お祭りでよく使用される草鞋は、粋な形の「ひょうたん型」です。

②草鞋掛け足袋(たび)

素足で草鞋を履くと足が痛くなります。そこで必ず草鞋掛け足袋と一緒に履くようにしましょう。ただし、足の裏にゴム底がついた地下足袋や雪駄用の岡足袋(おかたび)は代用できませんので覚えておきましょう。

③草鞋掛け足袋用中敷き

草鞋だけでは地面の衝撃が直に伝わってくるための、長時間履いていると 足が痛くなってしまいます。そこで草鞋掛け足袋専用の中敷きを入れるのがおすすめです。

草鞋(わらじ)を履く際に必要な小物とは?

①草鞋
草鞋には「ひょうたん型」や「たわら型」などの種類があります。お祭りでよく使用される草鞋は、粋な形の「ひょうたん型」です。

②草鞋掛け足袋(たび)
素足で草鞋を履くと足が痛くなります。そこで必ず草鞋掛け足袋と一緒に履くようにしましょう。ただし、足の裏にゴム底がついた地下足袋や雪駄用の岡足袋(おかたび)は代用できませんので覚えておきましょう。

③草鞋掛け足袋用中敷き
草鞋だけでは地面の衝撃が直に伝わってくるための、長時間履いていると 足が痛くなってしまいます。そこで草鞋掛け足袋専用の中敷きを入れるのがおすすめです。

草鞋を履くなら 予備も!

草鞋は わらなどの自然の素材から作られているため、大変切れやすくなっています。一度切れてしまうと履けなくなってしまうので、予備の草鞋を1足は持ち歩くことをおすすめします。

まとめ

草鞋が旅行用として重宝されていたのは、足にぴったりフィットする作りになっているため、長距離移動に適していたからです。現在では祭り等の装束の一部として用いられる他、沢登りなどにも適しているため、登山用品店などでも実用品として販売されています。

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