「吉原つなぎ」(よしわらつなぎ)とは?わかりやすく説明

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吉原つなぎ

「吉原つなぎ」(よしわらつなぎ)とは?

「吉原つなぎ」とは、四角形の四隅をくぼませた形を繋ぎ合わせて縞(しま)模様にしたものです。吉原つなぎは、正式名は子持吉原といい、吉原の手引茶屋ののれんに用いられた柄です。
江戸を代表する文様として、現在においてもお祭りや半纏(はんてん)、手ぬぐいや浴衣などに用いられています。

「吉原つなぎ」の名前の由来とは?

吉原つなぎの名前は、江戸時代最大の遊郭であった吉原の名前が由来となっています。吉原の遊郭に一度足を踏み入れるとなかなか解放されないことからこの名がつけられました。

「吉原つなぎ」の魅力とは?

吉原つなぎの模様が入った法被

「吉原つなぎ」の魅力は、やはり何といっても規則的に並んだ鎖のような文様ではないでしょうか。 別名として「郭繋(くるわつなぎ)」とも呼ばれています。 四角形の内側にさらに小さな四角を入れ、それを繋いで連続的に並べて鎖のようにした文様です。大小さまざまなデザインの「吉原つなぎ」があるので、自分好みを探してみるのも楽しいかも知れませんよ。

「吉原つなぎ」に込められた思いとは?

「吉原つなぎ」には、「一度踏み入れると…」 というネガティブな意味とは異なる思いも込められています。連続的につながれた鎖のような「吉原つなぎ」は、人と人とを結ぶ良縁を意味しており、人間関係を豊かにするという粋な思いも込められています。

まとめ

「吉原つなぎ」の名前の由来や込められた思いをご理解頂けましたでしょうか。
この夏、「吉原つなぎ」の浴衣を身にまとって、良縁を探しに出かけてみてはいかがでしょうか。

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