振袖に合う草履は何段ですか?
振袖に合う草履は台が高い礼装用(フォーマル用)が一般的です。
振袖用の草履には、3段重ねや4段程重ねのものが多く見受けられますが、草履台が何段重ねでなければならないという決まりはありません。
最近は厚底を意識した、台に切り替えのない草履も流行っています。
台を重ねた草履が良いとされる理由
そもそも草履の高さは台の高いものがフォーマル用といわれています。
そして、草履台の枚数が多いほど価値があると考えられていますが、その理由は草履台をきれいに重ねるのに熟練の技術が必要とされるため。
草履台の枚数が多いほど、つまり何段も重なっているほど、それだけ手間のかかった価値のある草履と考えられているのです。
では、台が重なっていないとダメなのか、フォーマル用ではないのかといえば、決してそんなことはありません。
「何段も重ねてあるから良い」とか、「台が一段だからダメ」だとは一概にいうことはできません。
振袖にふさわしい草履の選び方とは
では、振袖の草履はどう選べばいいのでしょうか。
次のポイントに注意しましょう。
・振袖は礼装用の着物のため、礼装用(フォーマル用)の草履を選ぶ。
・台(かかと)が5cm以上あるものを選ぶ。
・高級感のある素材で、鼻緒と台の素材に統一感があるものを選ぶ。
・草履の色や柄は振袖の色柄と合った統一感のあるものを選ぶ。
・草履台にクッションがついている、つま先部分からかかとまで軽い傾斜が入っているなど、履きやすく歩きやすいものを選ぶ。
・きものの裾をかかとで踏まないように、かかとが1~2cmほど草履台からはみ出すサイズを選ぶ。
あとは、振袖の着用シーンや、自分の好みのデザインの草履を選べば問題はありません。