成人式の振袖小物レンタル「帯」編!帯の種類や相場、上手な選び方とは
成人式用の振袖小物レンタルの中でも「帯」は振袖姿の印象を変えてくれる重要なアイテム。一生に一度の成人式だからこそ、振袖小物レンタルの「帯」を上手に利用して、自分らしい振袖姿を実現してみませんか。
ママ振袖など手持ちの振袖に合わせる「帯」を探している方も、まずは、振袖にふさわしい「帯」の種類やレンタル方法、相場、実際の選び方などを知っておくことが大切です。

成人式の振袖にふさわしい帯とは?

着物の帯には種類があり、長さや幅、使用できる場面なとが違います。
そのため、成人式で着用する振袖にふさわしい「帯」を選ぶ必要があります。
着物の帯は、主に丸帯、袋帯、名古屋帯、半幅帯の4種類。
・もっとも格式が高く重厚感のある「丸帯」
帯幅約31cm、長さ4m36cm以上で重さ約3kg
・幅広いフォーマルシーンに使える「袋帯」
帯幅約31cm、長さ4m30cmから4m50cm前後
・カジュアルやセミフォーマル向きの「名古屋帯」
帯幅約31cm、長さ3m60cmから3m80cm前後
・カジュアルに着物を楽しむときの「半幅帯」
帯幅約16.5cm、長さ約4m

このうち、成人式というフォーマルシーンの振袖にふさわしい「帯」は、丸帯もしくは袋帯になります。
しかし、豪華な織の生地を使用しているために厚みと重みがあって、結ぶには高い技術が必要な丸帯は、舞妓さんや芸妓さんが使用するほか、花嫁衣裳の大振袖に使用されることが多く、一般的な礼装にはほとんど使用されていないのが実情です。
そのため、成人式の振袖には華やかだけれど丸帯よりも軽く、さまざまな結び方が出来る袋帯を使用するのが一般的。
袋帯は名古屋帯や半幅帯と比べると、長さも幅もたっぷりあるため、さまざまな表情の帯結びを創作することができます。
成人式の振袖に合わせる「帯」はレンタルできる?

では、成人式の振袖にふさわしい袋帯はレンタルできるのでしょうか?
結論からいうと、成人式用の「帯」は振袖と一式セットで、または、「帯」単体でもレンタルすることが可能です。
例えば、振袖を一式フルセットでレンタルすると、必ず「帯」も含まれています。
さらに、成人式でママ振袖を着る方が増えたことから、袋帯だけを単体でレンタルできるショップも増えています。
最近は、レンタル振袖セットに含まれている帯とは違う帯にしたいという要望も多いよう。そのため、振袖を一式フルセットでレンタルした場合、オプションとして「帯」を選べたり、セット内容とは異なる「帯」も一緒に借りられるサービスなどが登場しています。

成人式の振袖用「帯」を単品レンタルするには?

成人式にふさわしい振袖用の「帯」をレンタルする方法は、ネットレンタルを利用するか、振袖専門店を利用するという二つの方法があります。
ネットレンタル
着物専門のネットレンタルショップであれば、振袖用の袋帯を単品でレンタルすることができます。
ネットでの申し込みですから、いつでも、どこでも、好きなときに、気に入った袋帯を気軽に予約することが可能。
ただし、実物を試着することはできないため、モニター上で見ていた帯の色と、実際に届いた帯の色が微妙に違うということが起こる可能性があります。
また、実際にレンタルする場合には、レンタルできる期間、送料、返却時にクリーニングが必要かなどをしっかり確認しましょう。
振袖専門店
振袖用の袋帯は、店舗がある振袖専門店でもレンタルが可能です。
振袖専門店には最新トレンドを押さえた、多彩なデザインの「帯」が揃っています。
お店で直接、実物を見て、振袖に合う帯を選べるのも魅力。
ママ振袖の場合は帯だけでなく小物も合わせて、トータルでコーディネートしてくれるプランもあるので、帯も小物もすべて変えたい場合にはオススメです。
ただし、レンタル料はネットレンタルよりも高めの設定になります。

振袖用の「帯」を単品レンタルした場合の相場は?
袋帯をレンタルした場合の相場は、ネットレンタルで8千円前後、振袖専門店では1~2万円程度になります。
また、ネット通販であれば2万円前後で袋帯を購入することも可能ですが、成人式にしか使用しないのであれば、レンタルしたほうが費用を抑えられます。
袋帯なら訪問着など他の着物にも使用できるのではと思いがちですが、最近の振袖用の帯は華やかなものが多く、他のフォーマル用の着物には使用できないものも。やはり、レンタルしたほうが無難なようです。

成人式の振袖にふさわしい「帯」の選び方とは?
実際に振袖と帯を合わせる場合、どんな点に注意すればよいのでしょうか。
まずは、どんな振袖姿にしたいのかイメージしておくこと、帯単体で好きな色や柄を選ぶのではなく、振袖の色柄に合う帯を選ぶことが大切です。
ここでは、どう選べばいいかの一例を紹介します。
豪華に装いたいときには金色の帯
金色の帯なら締めるだけで振袖姿を豪華に見せることができます。
振袖の地色が何色でも合わせることが出来ること、振袖の柄には大抵どこかに金色が入っているため、金色の帯なら統一感を演出することもできます。
シックに装いたいときには黒の帯

振袖|黒に赤薔薇蝶|F0456| 3L / レンタル価格49,000円(税込/往復送料込)
人気が高い黒の帯は、振袖姿を大人っぽいシックな装いにしてくれます。
また、メリハリのある振袖姿にしたいときにも最適です。
古典柄の振袖にもモダン柄の振袖にも合わせられるのも、黒の帯の大きな魅力といえそうです。
振袖と同系色ならワントーンコーデに

振袖|深緑にぼかし御所車蝶|F0240 M / レンタル価格59,000円(税込/往復送料込)
振袖姿を優雅な雰囲気にまとめたいときには、振袖と同系色の帯を合わせることで、帯と着物に統一感が出てやわらかい印象に。
薄い色の振袖なら同系色の濃い色の帯を、濃い色の振袖なら同系色の薄い色の帯を合わせるのがポイント。
振袖の地色と同じ色の帯を合わせれば、いま流行のワントーンコーデにもなります。
個性的な着こなしには振袖と補色の帯
赤と緑、黄色と紫、オレンジと青のような補色を取り入れることで、お互いの色を引き立てることができるため、振袖と帯にもこの補色関係を利用するのもいいでしょう。
赤の振袖に緑系の帯や、青の振袖にオレンジの帯などを合わせれば、ひと味違う個性的な着こなしになります。

まとめ
成人式で振袖を美しく着るには帯選びが大切です。
振袖姿の中でも「帯」は大きな面積を占めているため、帯の色やデザインによって、振袖姿の印象が大きく変わります。
とくに、ママ振袖の印象を変えたいときには、「帯」を変えることが大切です。
ネットレンタルで気に入った振袖を見つけたけれど、ショップが提案しているコーディネートとは異なる着こなしにしたい場合には、セット内容の帯以外に、袋帯を単品でレンタルしてみるのもいいでしょう。
一生に一度の成人式、自分が納得のいく振袖コーディネートを見つけることも素敵な思い出になるのではないでしょうか。

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