鼈甲(べっこう)とは?わかりやすく説明
鼈甲(べっこう)とは?

鼈甲とは、比較的温暖な海に生息するウミガメの一種である、タイマイの甲羅を加工して作られた工芸品のことです。鼈甲は、着物においては、かんざしや櫛(くし)、帯留めなどの和装小物の素材として用いられています。軽くても丈夫でありながら、弾力性も兼ね備えています。独特の美しい模様と光沢が人気です。
鼈甲(べっこう)の種類
鼈甲には、採れる部位によって種類があります。
●白甲(しろこう)
鼈甲のなかでも最高級品とされているのが、腹甲(はらこう)および縁甲(えんこう)から作られている「白甲」と呼ばれているものです。白甲は、美しく黄味がかった深い透明感が特徴です。飴色(あめいろ)を想像すると良いかもしれません。採取できる量が少なく、手間がかかるため、希少価値とされています。
●茨布甲(ばらふこう)
鼈甲の一般的イメージであるまだら模様の甲羅を活用して作られたものを、「茨布甲」といいます。飴色部分が多ければ多いほどに価値が高いとされています。また、その比率や斑点の鮮明さによって、「並茨布甲(なみばらふこう)」「中茨布甲(なかばらふこう)」「上茨布甲(じょうばらふこう)」「特上茨布甲(とくじょういばらふこう)」と分類されています。
●黒甲(くろこう)
さらに、斑点の濃茶色の部分だけを使ったものは、「黒甲」と呼ばれます。黒甲は、重厚で高級感があり、そのなかでも真黒(しんくろ)と呼ばれている黒一色の鼈甲は、茨布甲よりも価値が高いとされています。
まとめ
鼈甲は、ウミガメの甲羅から作られている、大変貴重なものでしたね。
着物の装いの際には、鼈甲のかんざしや櫛を取り入れてみてはいかがでしょうか。
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