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牡丹唐草文(ぼたんからくさもん)とは?わかりやすく説明

着物の豆知識

牡丹唐草文

牡丹唐草文(ぼたんからくさもん)とは?

牡丹唐草文(ぼたんからくさもん)とは、牡丹と唐草を組み合わせた文様で、唐草文様の代表です。
牡丹唐草文は、中国の時・宗・元から室町時代近世に伝わってきたもので、優れた名物裂として作品も残っています。

唐草牡丹文様の歴史

唐草牡丹文様の歴史を簡単にまとめます。

・中国での始まりは牡丹鑑賞が好まれたことが背景となっている
・当初は自然主義の写生画のような生彩ある表現だった
・室町時代までのものだと写生的に牡丹の葉を描いたものが主流だった
・江戸時代以降は牡丹に唐草を加えた華やかなものが主流となった
・日本においては正倉院宝物中に遺例が残っている
・「新板当風御ひいなかた」という小袖模様の素朴な例もある

まとめ

唐草牡丹文は、室町時代近世に中国から伝わった歴史ある文様で、唐草と牡丹を組み合わせたものです。牡丹のみの写生画のような表現から唐草が加わった華やかなものへと変化していきました。

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