文庫結びとは?わかりやすく説明

着物の豆知識#着物,#和装,#帯,#帯の結び方

文庫結びとは?

ベージュの帯の文庫結び

文庫結びとは、武家の女性の帯結びとして江戸時代から続く伝統的な帯結びです。文庫結びは、現代においては、花嫁衣裳、振袖、浴衣においても広く使われる結び方です。
清楚で気品ある文庫結びですが、振袖でも控えめの装いをしたい時や中振袖、小振袖で柄が落ち着いているものにとてもよく合います。

文庫結びの結び方の手順とは?

①手先の長さを50cm(帯巾の約3倍)程とる
②輪を上にして二つ折りにした手先を前中心にあてクリップでとめる
③帯を一回巻いて締める
④二巻して帯の下線を持って締める
⑤たれを脇から内側へ三角に折り上げる
⑥手先を上からおろす
⑦手先が上になるように結ぶ
⑧結び目を真横に引いてより強く締める
⑨手先は肩にかけておき、結び目の位置でたれを開く
⑩肩幅に合わせ、羽根を作る
⑪たれを内側に折り込む
⑫さらにたれを内側に折り込み、羽根をつくる(すのこだたみ)
⑬羽根の中央を持ちながら谷折りにする
⑭リボンを作るように山ひだを二つ作る
⑮結び目の下から手先を一回巻きつける
⑯さらにもうひと巻きくぐらせてしっかりと上に引っ張る
⑰引き上げた手先を帯と帯板の間に入れ込み、下から引っ張る
⑱引き上げた手先を広げる
⑲内側に折り帯の中に入れ込む
⑳羽根の形を整える
㉑出来上がった帯の結び目の上部分と左脇の帯下を持つ
㉒文庫結びを右回しする
㉓後ろにある羽根をさらに整えると文庫結びの完成

文庫結びが崩れた・ゆるんだ時の直し方

基本的な帯結びの1つである文庫結びですが、案外きれいに締めるにはコツが必要です。うまく締めれなかった場合には、腰に巻いた部分の帯がクシャクシャにたるんでしまったり、結び目が下がって腰紐が丸見えの状態になったりと……

こうならないためにもまずは、以下のようなポイントに気をつけて締めるようにしましょう。

・帯をピッタリと体にフィットさせながら巻き付け、一巻きするごとに引き締める
・ひと結びするごとにきつく締める
・ゆるみにくい素材の帯を使う(正絹の博多織などがオススメ)

上記の点に気をつけて結んだのにも関わらず帯がゆるんでしまった際には、以下のような手順で手直しして下さい。

「文庫結びの直し方」
まずはゆるんでしまった結び目の下に土台となるものをはさみ込みます。
(10cm×10cm程度に折りたたんだハンドタオルや、小さなスポンジ、プチプチなどの梱包材などの柔らかくて程よい厚みのあるもの)

1.羽の真ん中を持ち上げます。(胴に巻かれた部分の帯のゆるみが見えるはず)
2.胴部分の隙間に土台となるものをはさみ込みます。
3.土台となるものを同部分の帯の中に完全に入れ込み、結び目を支えるように調整します。

いかがでしょうか?ちょっとしたひと手間で帯を締め直すことなく、安定させることができたはずです。

文庫結びが合う振袖シーンとは?

文庫結びは、次のような振袖シーンに合います。

・10代後半から20代前半の若い女性で、派手ではないシンプルな振袖に。
・プライベートのパーティーや お年始、初詣などのシーンに。

まとめ

文庫結びは、江戸時代の武家女性の帯結から続き、現代においては結婚式の打掛の下の帯結び、振袖、浴衣でも使われる結び方です。
結び方を覚えて、自分でも文庫結びに挑戦してみてはいかがでしょうか。

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