観世水文(かんぜみずもん)とは?わかりやすく説明

着物の豆知識#着物,#和装,#和装小物,#着物の柄

青い観世水文

観世水文(かんぜみずもん)とは?

観世水文とは、水の流れる様を表した文様のことです。観世水文は、曲線で表した流水文様の一部に渦巻を加えたものです。常に変わりゆく無限の様を表し、室町時代に能楽の流派のひとつでもある、観世流の観世太夫が定式文様として使ったことに由来しています。格調のある古典文様として染織に広く用いられています。

観世水文(かんぜみずもん)のヒントとは?

桜と観世水文

観世水文は、井戸の水からヒントを得て作られた文様です。
というのも、京にある観世家の屋敷跡には、「観世稲荷神社」という神社が祀られています。その稲荷神社の傍らに、観世家の人々が水を汲んだとされる「観世井」または「観世水」と呼ばれる井戸があります。この井戸の水が常に渦を巻いていたため、龍が降りてきてこの井戸に入ったと言い伝えられているのです。
こうして、観世水文は、この渦を巻いた井戸の水をヒントに作られました。桃山時代から江戸時代にかけて人気を博し、特に江戸時代後期には当時大人気だった歌舞伎役者の澤村源之助(四代目澤村宗十郎)が「小間物屋弥七(こまものやしち)」役で、観世水を描いた舞台衣装を身にまとったことから大流行したようです。

観世水文(かんぜみずもん)の意味とは?

観世水文には、「流れる水は腐らず」といった意味合いが込められています。そのため、はるか昔から人々は、流れる水に永遠に続く時の流れと清らかさを感じていたようです。

観世水文(かんぜみずもん)の着物を着る季節とは?

観世水文が単独で描かれている着物の場合、夏に着用すると涼しげです。
また、観世水文は、桜や紅葉など季節感のある草花と描かれている場合も多く、その場合ですとモチーフに合わせた季節に着用するようにしましょう。
観世水文に四季の草花が描かれている場合には、通年着用することができます。

まとめ

観世水文は、組み合わせるモチーフによって、それぞれの季節に着ることができる着物です。一年を通して観世水文の着物を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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