唐花とは?わかりやすく説明
唐花とは?
唐花とは、中国から伝わった文様のひとつで、特定の花を表したのではなく牡丹の花のような唐風の花全般を唐花と呼びます。唐風の花や、牡丹、蓮花、空想の花など様々な植物を合成してモチーフにした文様が見られます。
唐花とは、平安時代より和風にアレンジされて公家の衣装や調度品など染織品などにも多く使われてきました。家紋としては奈良時代より用いられています。また、現代でもおめでたい柄として帯や着物などに多く使われています。
唐花の具体的な形とは?
・円形が基本
・花弁は5~8枚
・牡丹の花に似ている
唐花文様が使われる季節は?
唐花を描いた唐花文様は、季節問わず通年使われます。
唐花を用いた家紋の種類とは?
唐花紋には種類が数多くありますので、一部紹介します。
・剣唐花
・亀甲唐花
・横見唐花
・三つ盛り唐花
・三つ割り反り唐花
・中陰唐花飛び蝶
・唐花胡蝶
唐花に似た家紋にはどんなものがある?
唐花と似ていてよく比較される家紋に「花菱」「花角」があります。
「花菱」は花弁が4つの菱形、「花角」は四角形のものです。
また、唐花紋をアレンジして誕生したのが「花菱紋」で、その後ひとつの紋として独立し奈良県など西日本で多く使用されました。例えば、松田氏・東條氏・公家の閑院宮家などです。
まとめ
いかがでしたか?家紋に用いられる文様は本当に様々なものがありますが、それぞれ特徴や成り立ち、使用者なども異なります。知れば知るほど奥が深いものなので、興味のある方は勉強してみてくださいね。
#唐花

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