重ね芯(かさねしん)とは?わかりやすく説明

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草履

重ね芯(かさねしん)とは?

小紋の草履

重ね芯とは、草履の特徴のひとつで、台の部分に芯を重ねることです。重ね芯を施すことによって、かかとの高さを調節しています。

草履の台の重ね芯(かさねしん)による格の違い

草履バッグ

重ね芯は、草履の特徴のひとつでもあります。
ここで、「草履は台が高いほど格が高くなる」といったことを聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
草履は台に芯を重ねることで底やかかとの高さを調節できます。草履の台に高さがあるほど格が高くなり、フォーマルな装いにふさわしい草履となります。そのため、芯の高さは草履選びの重要なポイントとなります。

重ね芯(かさねしん)の種類とは?

草履

そもそも草履の芯の種類は、つま先からかかとまで1枚につながった「通しの芯(とおしのしん)」と、足の真ん中からかかと部分のみに重ねる「半月(はんげつ)」との2種類があります。
また礼装用草履は、一般的にはかかとが高ければ高いほど格が高いと言われています。 そして、草履の台である重ね芯の枚数が多いほど格が高くなるともいわれています。

〇「一枚芯」
一枚芯は、草履の芯が1枚のもので、最もシンプルな作りの草履です。 華やかなデザインでかかとの高さがあるものであれば、結婚式などの礼装用としても使用できます。

〇「一の二枚芯」
一の二枚芯は、つま先からかかとへ「通しで1枚芯」+「かかとに1枚芯」で、合計2枚の芯が重ねられています。

〇「一の三枚芯」
一の三枚芯は、つま先からかかとへ「通しで1枚芯」+「かかとに2枚芯」で、合計3枚の芯が重ねられています。 通しが1枚に半月が2枚というスタイルです。 こうすることによって、背が高くなり過ぎず、半月を2枚入れることで草履のそりも自由になるのが特徴です。
〇「二の二枚芯」
二の二枚芯は、つま先からかかとへ「通しで2枚芯」の2枚芯草履です。

〇「二の三枚芯」
二の三枚芯は、つま先からかかとへ「通しで2枚芯」+「かかとに1枚芯」で、3枚芯が重ねられています。

〇「三の三枚芯」
三の三枚芯は、つま先からかかとへ「通しで3枚」の3枚芯草履です。

まとめ

重ね芯についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
草履にも重ねる芯の数によって格があることがお分かりいただけましたでしょうか。
草履は着物コーディネートにおける大切なポイントのひとつです。TPOに合った草履を選ぶようにしましょう。

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