着物の肩幅とは?わかりやすく説明
着物の肩幅とは?
肩幅とは、和裁の寸法のひとつです。
肩幅は、着物の部位としては、着物の背中心から袖付けの縫い目までの長さをいいます。
身頃の肩山の幅の寸法であるともいえます。
裄と袖幅、肩幅の関係とは
「肩幅」+「袖幅」=「裄(ゆき)」です。
基本の寸法は、肩幅と袖幅の比率、基本 肩幅:袖幅 を 1:1 でとります。
着物のサイズを測る際、特に重要といわれているのが、身丈(みたけ)、裄丈(ゆきたけ)、袖丈(そでたけ)の3か所です。
裄丈は、両手を広げたときの首の付け根から、肩を通って手首のくるぶしまでの長さをさします。
裄丈は、着る方の好みですが、肩幅と袖幅の比率は仕立てる呉服屋さんの腕の見せどころです。
きれいに見せるために、肩幅と袖幅の割り振りを変えていきます。
特に、手の長い方や細身の方、前幅と肩幅の差が大きい方などは調整を要します。
古い着物を着る場合、肩幅には注意が必要とは?
若い方が、お母様やお祖母様の着物やアンティークの着物を着るという場合には、丈はあっていても、肩幅が小さいというケースはよくありますが、肩幅があっていないと袖が短く借り物のようになってしまいます。
特に気をつけたいのが、長襦袢(ながじゅばん)です。長襦袢は、袖からチラリと見えるものですので、着物と長襦袢の肩幅・袖丈が合っていないと、とても不格好になります。
着物の肩幅をお直しする場合には、長襦袢もサイズのお直しをしてキレイに着るようにしましょう。
着物の上に着る羽織やコートの場合は、着物よりも裄(袖幅・肩幅)を広くします。
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