腰布団(こしぶとん)とは?わかりやすく説明
腰布団(こしぶとん)とは?
腰布団(こしぶとん)とは、帯を結ぶ際に腰のくぼみに当てる、小さなふとんのことです。
腰布団は、以下のような目的で使用します。
・お太鼓の形を整えるため
・冷えを防ぐため
・帯のタレ先が跳ね上がるのを防ぐため
また、小さなふとんに紐が付いていて、腰に当てて用いることで保温の効果がある腰布団もあります。
腰布団の作り
・手のひらより一回りくらい大きい楕円形クッションのような形
・両端に紐が付いている
腰布団を用いた着物の着付け方
腰布団を用いた着物の着付け方について、解説していきます。
1.着物の上から仙骨のあたり(ウエスト~お尻の凹んだ辺り)に腰布団を当てる
2.下前分のおはしょりを上にかきあげて、表側に出ている上前分だけにする
2の工程は、左身頃と右身頃を端折った部分が重なっていることで、帯を締めた際にボッテリとするのを防ぐ目的があります。
まとめ
腰布団は、お太鼓を美しく見せるため、あるいは保温のために用いる和装小物です。形状は、楕円形のクッションで、両サイドに紐がついている小さなふとんのようなもので、1つで3つの働きをしてくれる便利なグッズです。ぜひ、着付けの際にお役立てください。
#腰布団