紋意匠縮緬(もんいしょうちりめん)とは?わかりやすく説明
紋意匠縮緬(もんいしょうちりめん)とは?
紋意匠縮緬とは、地紋が織り込まれている色無地として用いられることが多い着物です。紋意匠縮緬は、緯糸(よこいと)が二重になって織り出されることによって、光沢のある地紋が浮かびあがります。さらに、染めることによってその地紋が引き立ちます。
紋意匠縮緬(もんいしょうちりめん)の特徴
紋意匠縮緬には、以下のような特徴があります。
・緯糸(よこいと)を二重にすることで地紋の変化を引き出している
・表面にシボと呼ばれる凹凸がある
・無地染めやぼかし染めなどに多く用いられる
・地紋や色にはさまざまな種類があることから、組み合わせ次第ではバリエーションが豊富
紋意匠縮緬(もんいしょうちりめん)が用いられる着物とは
紋意匠縮緬の生地は、色無地や色留袖、小紋、訪問着、羽織やコートなどによく用いられます。このように、カジュアルシーンからフォーマルなシーンまで幅広く着用できます。
紋意匠縮緬(もんいしょうちりめん)の例
〇薔薇尽し(ばらづくし)→薔薇の地紋で、華やかさがあります。
〇風波→風が波のように大きく広がる文様です。
〇わたげ→わたげが風に乗って飛んでいるような可愛らしい柄です。
〇マーブル→地全体に曲線の美しさと深い陰影で表現されたモダンな地紋です。
〇吟風(ぎんぷう)→自由きままに吹く風を、図案化した柄です。
〇幸彩鱗(こうさいうろこ)→魔除けや厄除けの紋様として広く知られる鱗紋に、雲かはたまた水とも見える模様を重ねた紋様。
まとめ
紋意匠縮緬は、艶のある柄が特徴で、さまざまな地織りがあり、よく使われる着物の生地です。
TPOやお好みに合わせてお気に入りのものを探してみてはいかがでしょうか。
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