組帯(くみおび)とは?わかりやすく説明
組帯(くみおび)とは?
組帯(くみおび)とは、古代、男子が礼服(らいふく)を着用する際に用いた帯のことです。
組帯は、細い絹のより糸を平たく組んで、先端に総(ふさ)を付けたものです。現代においては、組紐(くみひも)として帯締めや飾り紐で目にすることもあるかと思います。これらの伝統技術を用いて、着物用の帯にしたものを「組帯」や「組織り帯」と呼ぶようです。
組帯(くみおび)は正倉院に収蔵されている?
組帯は、斜め格子に打った平組の帯で、幾百本ものタテ糸を組み上げる幻の手法とも称されます。組帯には手組みと機械組みがあり、中国産のものもあるようです。正倉院の宝物の中には、組帯や組紐などが数多く収蔵されているようです。皇族や公家たちが天皇昇殿の際に用いる権威の象徴として珍重され、現代においても伊勢神宮の式年御遷宮の際や天照大神の帯として献納される形で伝わっています。
組帯(くみおび)の着用シーズンや場面は?
組帯は、一年を通して結ぶことが出来る、季節を問わない帯です。気温の安定しない4月や5月、6月、また9月や10月に大変重宝する帯と言えます。
また、組帯は、フォーマルなシーンからカジュアルなシーンまで使うことが出来るため、一つ持っておくと大変便利でしょう。
まとめ
組帯には、他の織物にはない柔らかさやシワにならない風合い、幻想的な美を感じずにはいられません。
フォーマルシーンからカジュアルシーンまで幅広く合わせることができ、その扱いやすさと美しさに魅了される人が多い逸品です。
#組帯
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