長羽織(ながばおり)とは?わかりやすく説明
長羽織(ながばおり)とは?
長羽織とは、羽織のひとつで丈の長いもののことを指します。長羽織は、ひざ下よりも丈が長くなっています。一般的な羽織はひざ上までの丈が多いですが、これを「中羽織(ちゅうばおり)」といいます。羽織の丈に決まりはなく、その時代の流行に左右されます。近年は長めの丈が好まれる傾向にあります。
【長さ別】着物の羽織の種類と特徴
そもそも羽織の種類を、長さで分類すると以下のようになります。
〇長羽織(ながばおり)
〇中羽織(ちゅうばおり)
〇茶羽織(ちゃばおり)
〇長羽織(ながばおり)
長羽織は、丈がひざ下よりも長い羽織です。その長さから全身を包み込むため、スタイルが良く見えるのが特徴です。近年は長羽織を好んで着用する方も多くなっています。
〇中羽織(ちゅうばおり)
中羽織は、丈がひざ上よりも短い羽織を指します。一般的に、「羽織」といえば中羽織を指すことが多いです。脇部分に、前身頃(まえみごろ)と後見頃(うしろみごろ)を縫い付けるマチがあるのが特徴です。立ち座りの動作で引っかかることがなく、実用的です。
〇茶羽織(ちゃばおり)
茶羽織は、マチのない羽織のことです。腰部くらいまでの長さです。旅館などで浴衣の上に着る羽織と言えば想像しやすいかもしれません。主に家庭内で防寒のために使われる羽織で、基本的に外出用としては不向きです。そのため、色や柄はシンプルで落ち着いたものが多いです。また、茶羽織は羽織紐を用いず、備え付けの紐を結んで着用します。これは他の羽織にはない特徴です。
まとめ
長羽織は、丈がひざ下よりも長い羽織のことでした。
着用することで、スタイルアップして見えるため、試してみてはいかがでしょうか。

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