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着物の長尺物(ちょうじゃくもの)とは?わかりやすく説明

着物の豆知識#着物,#和装,#和装小物

着物の長尺物

着物の長尺物(ちょうじゃくもの)とは?

着物の長尺物とは、子ども用の着物と羽織とが対で裁てられる長さの布のことを言います。長尺物は、一反(約10.6m)よりも長く、一疋(いっぴき)つまり二反よりも短い物となります。

半幅帯の長尺(ちょうじゃく)の長さは?

半幅帯の標準の長さは4mです。一方で長尺は4m40㎝。
では、なぜ標準の長さと長尺の半幅帯が存在するのでしょうか。

半幅帯の長尺(ちょうじゃく)のメリット

〇40㎝長いことでボリュームが出やすい
40㎝とは、成人女性の肩幅くらいの長さと考えると良いでしょう。このプラス40㎝によって、基本的な結び方よりもバリエーションが増えます。
たとえば、文庫結びをする際にも、ヒダを一枚多く作ることができるため、結んだ際のボリュームが出て後ろ姿を豪華に演出することが出来るようになります。
周りの人に差をつけたいという声から生まれた長さと言えるでしょう。

〇ふくよかな人にちょうど良い長さ
体型が気になるという方でも、半幅帯の長尺を使うことでピッタリ合うでしょう。

半幅帯の長尺(ちょうじゃく)のデメリット

メリットがある一方で、当然デメリットもあります。

▲流通している数が少ない
一般的に流通している標準規格は4mの物が多いです。そのため、ネットや専門店で購入する際には、しっかりとサイズ表記を確認しましょう。

▲やせ型体型には長すぎる
やせ型の人には、標準の4mの半巾帯で十分です。昨今では長い半幅帯も出てきましたが、長すぎて持て余してしまうということも。そのため、自分の体型に合わせて長さを決めるようにしましょう。

まとめ

着物の長尺物とは、一般的なものよりも長い布のことでしたね。
また、半幅帯の長尺物は、標準の長さよりも40㎝長いものです。メリットやデメリットも考慮したうえで自分に合ったものを選ぶようにしましょう。

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