お太鼓柄(おたいこがら)とは?わかりやすく説明
お太鼓柄(おたいこがら)とは?
お太鼓柄(おたいこがら)とは、お太鼓結びに用いる帯で、結んだときにお太鼓にした部分だけ柄が出るように仕立てられています。慣れないうちは扱いが難しいと感じるお太鼓柄ですが、慣れてしまえば、きれいにお太鼓の柄を出すことができるので、魅力的な柄付けです。
通し柄1.六通柄(ろくつうがら)とは?
通し柄の中でも六通柄(ろくつうがら)とは、全通柄を簡易化したもので、帯を結んだ時に胴回りにくる部分には柄付けがありません。現代出回っている袋帯のほとんどが、この六通柄になります。
通し柄2.全通柄(ぜんつうがら)とは?
通し柄の中でも全通柄(ぜんつうがら)とは、手先からタレ先まで帯全体に柄が入っているものです。先述した六通柄とは異なり、胴回りにくる部分にも柄が入っているので、最も贅沢な柄付けだといえます。
代表的な帯の種類3つ
帯には柄付け以前に様々な種類があります。その中でも大きく分けて3つの種類について、解説していきます。
1.半幅帯
半幅帯は、カジュアルな帯なので普段着に締めるものです。その名の通り、帯を半分にしたのが帯幅で、具体的には幅は約15cm(4寸)長さは3.6mくらいが一般的です。
半幅帯は、他の帯と比べて締め方が簡単で、日常で着物を楽しむ方で愛用している人も多いかと思います。文庫結び、片蝶結び、貝の口など様々な結び方でアレンジ可能です。
2.名古屋帯
名古屋帯は、フォーマルな袋帯と比較するとカジュアルな帯だといえます。長さは3.4~3.8mくらいなので、袋帯よりも短めにできています。
名古屋帯は、袋帯よりはカジュアルですが、素材や柄を選べば多少改まったシーンにも結ぶことができます。普段着からセミフォーマルまで幅広く使える名古屋帯は、ひとつ持っていると重宝するでしょう。
先述したお太鼓柄、六通柄、通し柄の柄付けがあるのも特徴です。
3.袋帯
袋帯は、フォーマルな帯で、表裏2枚の生地を縫い合わせて袋状にした織り帯が一般的です。
袋帯の元となっているのが丸帯で、通常の帯よりも倍の長さと幅の帯地で、表裏同じ生地を二つ折りにして片側を縫い合わせています。高級品とされていた丸帯ですが、帯全体に厚みが出てしまうため締めづらく、敬遠されていくうちに袋帯が主流となりました。
まとめ
お太鼓柄は、お太鼓の部分にだけ柄が入っている帯で、他のものとは違った魅力があります。その他、六通柄や全通柄といった種類もあり、それぞれ特徴が異なるため、用途にあったものを選ぶようにしましょう。
#お太鼓柄

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