志古貴(しごき)とは?わかりやすく説明
志古貴(しごき)とは?

志古貴とは、帯の下に巻いて斜め後ろに垂らす飾り帯のことです。志古貴は振袖や花嫁衣装や七五三の衣装などに用います。
七五三の七歳のお祝いで、女の子が使用する志古貴は単色染めで房が付いているものが多くなっています。選ぶ際には、着物や帯との調和を考えますが、帯揚げと色を揃える方も多いようです。
志古貴(しごき)の役割とは?

もともとは女性が裾(すそ)を下ろして着物を着ていた時代に、外出の際に裾をたくし上げる為に用いていた扱き帯(しごきおび)でした。
そのため、「志古貴(しごき)=扱き」とも書きます。一幅(ひとはば)の布をある程度適当な長さに切り、くけたりせずにそのまま扱いて使っていました。
現在は、着付けの際に おはしょりを作るため“お引きずり”という裾をおろしている状態で着用することはなくなりました。そのため、志古貴や抱え帯は、帯の下に巻いて斜め後ろに垂らす、いわば飾りとしての役割になっています。
帯揚げ(おびあげ)と志古貴(しごき)の違いとは?
帯の上に来るものが「帯揚げ」、帯の下に巻くものが「志古貴」です。
帯揚げは通常、帯の形が崩れないようにするためのアイテムとして使われます。ただし、「結び帯」の場合、帯がほどけることはないため装飾品としての役割と言えます。
一方、志古貴は先述したように、女性が裾を上げるために使用していたもので、現在では飾り用として使われます。
まとめ
志古貴は、七五三や花嫁衣裳の時にしか使うことができないアイテムですので、ぜひお子さまの晴れ姿にプラスしてみてはいかがでしょうか。志古貴の房が、後姿をより一層可愛くしてくれますよ♪

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