しじら織りの着物は いつ着られる?その特徴もわかりやすく説明
しじら織りとは?
しじら織りとは、徳島県の阿波地方で作られる木綿織物のひとつです。
しじら織りの最大の特徴は、生地の表面に見られるボコボコとした凹凸。
この凹凸は、「シボ」と呼ばれ、経糸(たていと)と緯糸(よこいと)の本数や組み合わせ、また張った経糸と弛ませた経糸を交互に配置することで生み出されます。
しじら織りには、シボという凹凸がありますが、このシボがあることで肌と生地が接する面積が少なくなるため、通気性がよくなります。そのため、夏でも快適に着用することが可能です。しじら織りの着物は、単衣(ひとえ)や夏着物としてはもちろん、浴衣としても重宝されます。
しじら織りの着物のシーズンは?

しじら織りの着物の時季は、だいたい5月~9月頃が目安となっています。しじら織りの着物は、その特徴から涼しい着心地のため、初夏~初秋にかけて単衣や夏着物、浴衣として着用します。
しじら織りの着物の格とは?
しじら織りの着物は、カジュアル向けの木綿の着物です。そのため、基本的にはフォーマル・セミフォーマルシーンでの着用はNGです。
しじら織りの着物に合わせる帯とは?
しじら織りの着物に合わせる帯は、以下の通りです。
・着物としての着用→夏用の名古屋帯や半幅帯
・浴衣としての着用→半幅帯や兵児帯
それぞれ着物か浴衣かによって、合わせる帯が異なるため、覚えておくと良いでしょう。
しじら織りの着物のお手入れの方法とは?
しじら織りの着物は、基本的には自宅で洗濯が可能です。その際にはネットに入れてオシャレ着用洗剤を使用し、洗濯機で洗いましょう。洗濯後はアイロンをかけても良いですが、しっかり目にかけてしまうと、しじら織り特有のシボが失われてしまうため、当て布をして手早く済ませるようにしましょう。
まとめ
今回は、しじら織りの着物についてご紹介してきました。
夏のカジュアル着として、1枚持っておくことをおすすめします。
#しじら織り

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