白羽二重(しろはぶたえ)とは?わかりやすく説明
白羽二重(しろはぶたえ)とは?
白羽二重とは、タテ糸、ヨコ糸、共に撚りをかけずに平織りで織り上げた白絹を使って作られた着物のことです。白羽二重は、お宮参りの際の産着として使われます。その無垢で上質なイメージは産後間もない赤ちゃんにはピッタリのアイテム。
ただし、高価な着物であるうえ、着る機会も少ないことから、コスパを重視すると手を出しづらい点が悩ましいでしょう。

白羽二重(しろはぶたえ)に代わるベビードレス派も

先ほどもお伝えしましたように、白羽二重は高価な着物。それゆえ、コスパ重視派のママパパが多い現代では、白羽二重よりもベビードレスを産着の下に着せるのが定番になってきました。ベビードレスを選ぶ際には、白羽二重をイメージした真っ白なものを準備すると良いでしょう。
なお、お宮参りでは服装の必須ルールというものはありません。そのため、和装にこだわらないご家庭であれば、ベビードレスのみでお参りしても結構です。
お宮参りの産着の下に着させるものは季節感も考慮!

白羽二重を選ばないという場合には、産着の下に着させるアイテムはさまざま。
選ぶ際は季節を考慮することが大切です。
【春と秋】
春や秋は日によって寒暖差が大きくなることも。そのため、事前に当日の気温を確認したうえで準備しましょう。
・基本的には長袖がおすすめ
・冷えてきたときに羽織れるものがあると安心
【夏】
夏の暑い時期は、通気性を重視して選びましょう。
・ガーゼ生地や透かし編みタイプの素材がおすすめ
【冬】
寒さが厳しい冬の時期には、寒さ対策を徹底しましょう。
・厚手の服装を選ぶほか、肌着やおくるみを重ね着させる
・靴下やミトン、帽子なども用いて、全身をカバーする
まとめ
白羽二重は、お宮参りの際の産着ということがお分かりいただけましたでしょうか。
白羽二重は高価なアイテムですが、光沢のある美しい生地です。 肌触りが良く、つやが有り、「絹織物の格上的存在」とも言えます。
コスパを重視する場合には、季節感を考慮して白羽二重をイメージした真っ白なもので代用するようにしましょう。
#お宮参り #白羽二重


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