後ろ身頃(うしろみごろ)とは?わかりやすく説明
後ろ身頃(うしろみごろ)とは?
後ろ身頃(うしろみごろ)とは、衣服の背中を覆う部分のことを意味しますが、着物においては、肩の最も高い部分(=肩山)から後ろ側の裾までの部分を指します。
後ろ身頃でも背中心で左右二枚に分かれる着物の場合は右の後ろ身頃、左の後ろ身頃といった具合で呼び分けます。また、その他にも後ろ身(うしろみ)とも呼ばれます。
このように、着物には着物用の各部名称があり、サイズを測る際に必要になるので、きちんと覚えておく必要があります。その他の部分はどのように呼ばれているのでしょうか?
続いてお話していきますので、ぜひ参考にご覧ください。
着物の各部名称はどんなものがある?
「身丈」
肩のラインから裾までの長さのこと
「裄丈」
背中心の最も高い所から袖口までの長さのこと
「袖丈」
袖の長さ(袖山~袖裾まで)のこと
「前幅・後幅」
前身頃の裾幅/長さのこと(後幅は後ろ身頃)
「前身頃(まえみごろ)」
袖と衽に挟まれた最も広い前面部分のこと
「衽(おくみ)」
前身頃の衿先から裾までの部分のこと
「後ろ袖・外袖(うしろそで・そとそで)」
袖の後ろ側のこと
「振り」
袖付けから袖底までの袖が開いている部分のこと
「袖付け」
袖と身頃を縫い合わせた縫い目部分のこと
「袖口」
着物を来た時に手を出す所のこと
「褄下・竪褄・衿下(つました・たてづま・えりした)」
衿先から裾までの長さのこと
「背中心(せちゅうしん)」
着物の背中の真ん中の縫い目部分で衿から裾まで真っすぐに左右の後ろ身頃を縫い合わせている所のこと(=背縫い)
「身八つ口(みやつぐち)」
女性と子ども用にのみある脇が開いている部分のこと
「剣先・衽先(けんさき・おくみさき)」
衽線と衿付けが交わるとがっている部分のこと
「掛衿・共衿(かけえり・ともえり)」
首周りから剣先の下8cm位の中で地衿に上から被せるようにして共布で付けてある衿
「衽線(おくみせん)」
身頃と衽を縫い合わせた縫い目のこと
いかがでしょうか?着物には後ろ身頃をはじめとして、たくさんの名称があるのですね。着物はサイズ感がとても大切になりますので、これを機にぜひ覚えてみて下さいね。
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