ウールの着物とは?着用時期はいつがいい?わかりやすく説明
ウールの着物とは?
ウールの着物とは、羊毛で織られた生地を使って仕立てられた着物のことです。
ウールの着物は、そもそも昭和中期頃から普段着用として流行していましたが、昨今レトロな柄が可愛いと人気が再燃しています。洋服感覚で着ることができるため、普段から着物をよく着られる方だけでなく、着物初心者の方でも楽しめるでしょう。
ウールの着物の仕立て方とは?
ウールの着物は単衣(ひとえ)で仕立てます。ウールの着物は重いため、袷(あわせ)のように裏地を付けるとバランスが崩れてしまうためです。裏地を付けない代わりに居敷当て(いしきあて)を付けることもできます。居敷当てとは単衣や浴衣など裏地の付いていない着物の腰辺りの後ろ身頃に付ける白い当て布のことです。
ウールの着物の着用時期とは?
ウールの着物は単衣に仕立てますが、夏場以外の3シーズンで着用することができます。9月頃から6月頃まで、気候に合わせて着ると良いでしょう。
◇単衣のウール
ウールの着物は単衣であっても真冬に着用ができます。春、秋、冬と3シーズン着られますが、寒さが和らぐ春や秋には、サマーウールで仕立てることをおすすめします。
ウールの着物は普段着として重宝されます。洋服のように季節に合わせたコーディネートを楽しみましょう。
◇アンサンブルのウール
ウールの着物と羽織でアンサンブルです。羽織1枚分(羽尺)と着物1枚分(着尺)がひとつの反物から仕立てられます。
羽織と着物をアンサンブルで着ることで、寒い冬でも暖かく過ごすことができますね。アンサンブルで着るととても暖かいので、年末のお出かけや初詣など真冬の寒い時期の着用におすすめです。
まとめ
ウールの着物についてご紹介してきましたがいかがでしょうか。
昭和に流行したウールの着物ですが、レトロな柄が人気となり古着として購入される方も増えてきています。この機会に、あなたもウールの着物で冬を暖かく過ごしてみませんか?
#ウールの着物

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