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結婚式で着る着物はなんて呼ばれますか?

結婚式の着物についてよくある質問

結婚式で着る着物はなんて呼ばれますか?

結婚式で着る着物は、立場によって異なります。

例えば、花嫁が着る婚礼衣装には、白無垢や色打掛などがあります。

また、結婚式に出席する親族が着る着物には黒留袖、色留袖、ゲストの方が着る着物には訪問着などがあります。20代の未婚の親族や友人なら、振袖を着ることができます。

白無垢

白無垢は花嫁が着る正礼装の婚礼衣装。
真っ白な着物のことで、「白は邪気を払う色」と考えられていたため、神聖な儀式に挑むときに身に着ける色として、鎌倉・室町時代から婚礼衣装として用いられています。

色打掛

昔は白無垢の次に格が高い花嫁衣裳という位置づけでしたが、現代では白無垢と同じ正礼装となります。
豪華絢爛な色打掛は、室町時代から江戸時代にかけての武家女性の正装であり、婚礼衣装にも用いられていました。

黒留袖

既婚女性の正礼装で、結婚式では親族、とくに新郎新婦の母親や仲人夫人が着用します。

黒の地色に五つの染め抜き紋が入り、上半身は無地、裾まわりにのみ縁起の良い柄が、縫い目で途切れることなく一枚の絵のように施された絵羽模様で描かれています。

黒留袖を着るときには、喜びを重ねるという意味を込めて白羽二重の着物を重ねて着ていましたが、現代では衿元や裾、袖口、振りを白の比翼仕立てにすることで簡略化しています。

色留袖

色留袖は既婚・未婚を問わずに着ることができる礼装で、結婚式では主に未婚の親族や、若い既婚の親族が着用します。

黒以外の地色と、黒留袖と同様に裾まわりの絵羽模様と比翼仕立てが特徴です。染め抜きの五つ紋を入れることで、黒留袖と同格の正礼装となります

三つ紋や一つ紋の色留袖は準礼装となり、結婚式ではゲストも着用できないわけではありません。しかし最近のゲストは色留袖を着ない方がほとんどのため、紋の数にかかわらず色留袖は親族の着物というイメージが強いようです。

振袖

結婚式では、主に20代の未婚の親族やゲストの礼装となります。

振りと呼ばれる長い袖と、柄が縫い目で途切れることなく、一枚の絵のように描かれている絵羽模様が特徴で、デザインの種類が豊富です。

大振袖は花嫁衣裳として用いられることが多いため、結婚式に親族やゲストとして出席する場合には、主に中振袖が使用されています。

訪問着

結婚式ではゲストが着用する着物で、年齢や既婚、未婚関係なく着用できる、準礼装または略礼装の着物です。

縫い目で途切れることなく一枚の絵のように施された絵羽模様が特徴ですが、留袖とは違い、上半身にも絵柄が配されています。

訪問着はフォーマルだけでなく外出着としても楽しめるため、多種多様な絵柄が存在しています。結婚式にふさわしい格調高い、縁起の良い柄を選ぶことが大切です。

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